Santa Esperanza, by Aka Morchiladze
黒海に浮かぶサンタ・エスペランサ島を舞台にした作品だそうですが、なんと~、36冊の小冊子がフェルトのケースに入った構成で、地図も付いているんだとか。中身はラヴ・ストーリイや手紙、おとぎ話や神話・伝説・年代記、はたまた e-mail から新聞記事、日記や戯曲、憲法の抜粋から遺言書、そしてなんと6人でプレイするカードゲームまで、ありとあらゆる形式の創作で成り立ってるようですね。
作者はグルジアの……、ええと……、読めません^^; ううむ、なんとか無理してアカ・モルチラッゼということにしておきましょう。グルジアでは人気作家で、テレビのパーソナリティやソープオペラの作者、スポーツ・コラムの執筆など多方面で活躍しているんだとか。本名は Gio Akhvlediani だそうですが、なおさらわかりません^^;
そう、サンタ・エスペランサというのは架空の島で、グルジアの状況を重ね合わせているんですね。グルジア人とトルコ人、イタリア人とユダヤ人、そしてブリトン人が住むこの島国では、内部抗争に外国人が加担して様々なドラマが起きているようです。詳しい内容はこちらの記事で。
でまあ、形式も含めてむちゃくちゃ面白そうなんですが、問題は今のところグルジア語以外ではドイツ語訳しかないということ。ということで、リンクは amazon.de に張っていますが、ま、どうせつまみ読みするだけなんで、ドイツ語版買っちゃいましょうかね。ちなみに、グルジア語っていうのはこういう言語らしいです……って、ページのタイトルに作者の名前がありますので多分そうなんでしょう^^; ううむ、google translation も歯が立たない……って、毎度のことでした。
グルジアでは 500冊ほど売れればベストセラーで、2,000部売れたら大ヒットということですが、ドイツでは既に本国の5倍ほど売れているとのこと。日本語版は……さすがに出ないでしょうね。ともかく、話の種としてだけでも手に入れる価値はありそうです。
Recent Comments