ジョン・アップダイクの31年前の評論集 Picked Up Pieces の前書きに書かれたものということですが、こちらでレヴュウの心得6項目が紹介されてます。
とくに最初の項目、
1. Try to understand what the author wished to do, and do not blame him for not achieving what he did not attempt.
(作者がなにをしようとしているのか理解するように務め、作者が試みていないことが達成されていないからといって非難しないこと。)
これはついついやってしまいますよね。どうしても自分に引きつけて、自分の思い込みで読み進めて、結局は「自分が」面白かったかどうかだけで評価をしておしまいというのが素人のレヴュウじゃないでしょうか。
時には作品について語るんでなく、作品を自分のことを語る踏み台にしてしまうという、レヴュウ以前のものもありますし。いやまあ自分がいかに理解できていないか、どれだけバカなのかを披露するのがレヴュウなんだという開き直りもできないことはないですけど^^;
ということで、もうひとつあげておきましょう。
5. If the book is judged deficient, cite a successful example along the same lines, from the author's ouevre or elsewhere. Try to understand the failure. Sure it's his and not yours?
(失敗作だと結論付けるなら、著者の作品などから同様のケースで成功している例を参照として上げること。失敗を理解するように務めること。力不足なのは、あなたではなく、ほんとに作者のほうなのか?)
そして、批判するよりは賞賛を共有すること、レヴュウというのは読むことの喜びを分かち合うことが前提になっていることを忘れないようにと結んでいます。
本人が作家なので、かなり作家寄りの立場という感じもありますが、大事なことですので常に意識しておきたいですね。自戒をこめて。
まあわたしの場合は、こちらの読書感想文の書き方のほうがレベル的にはぴったりですけど^^;
ちなみに、この Critical Mass というおしゃれなダブル・ミーニングのタイトルのサイトは、全米批評家協会の執行部によって運営されているそうで、プロのレヴュアによる最新のレヴュウ関係のニュースが満載です。