Sunday, March 30, 2008

Winsor McCay's Visions of the Future

S320x320 ウィンザー・マッケイ(1867-1934)の描いた未来世界が、大きなスキャン画像で紹介されてますよ~!

思わず壁紙にしたくなるような、惚れ惚れとする作品ばかりです。

ちなみに未来世界ってのは1937年のことなんで予想としては大はずれなんですけど、このヴィジョンの素晴らしさを前にそんな野暮なことを言っちゃいけません。是非クリックして拡大画像をお楽しみください。

関連記事
Winsor McCay
http://www.obscurecities.com/marginalia/2005/10/winsor_mccay.html

Little Nemo in Slumberland - So Many Splendid Sundays!
http://www.obscurecities.com/marginalia/2006/01/little_nemo_in_.html

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Wednesday, October 31, 2007

Scariest Characters in Literature

AbeBooks.com で、文学に出てくる恐ろしいキャラクタのアンケートを取ったようですが、ハニバル・レクターかスティーヴン・キングのホラーの登場人物が1位になるのかと思ったら、『1984年』のビッグ・ブラザーでしたか。けどでも、あれってキャラクターなんだろうか??

これを受けてガーディアンのブログでも読者のコメントを受け付けてますが、こちらでは『アメリカン・サイコ』のパトリック・ベイトマンが強いようですね~。もちろんわたしはああいう鬼畜本は読まないので、なんともコメントはできませんが。他にも Blood Meridian の判事や The Use of Weapons の椅子制作者が複数の評を集めてます。ううむ、The Use of Weapons だけは読みましたけど、確かにえぐいです。

さてさて、他にはどういう怖いキャラクタがいるんでしょうか。quark さんと gardener さんで「普通の人は読んじゃいけない怖い本ガイド」でも作ってくれると、安心して避けて通れるんですけどね^^)

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Monday, October 08, 2007

minuscule - la vie privée des insectes

minuscule (coffret 4 dvd) @ amazon.frなにやらサボっているうちに10月になってしまいましたが、うわっ、これは買わなきゃというビデオを見つけてしまったんでご紹介。ミニュスキュールというフランスの虫アニメなんですが、いや、これはもう虫嫌いでも見るしかないでしょう。サイトのサンプルだけでも楽しいです。ひょっとして有名なんでしょうか?

リアルな虫の生態ならまだしも、3D の虫アニメなんてほんとは趣味じゃないんですが、これは一目見て惚れ込んでしまいました^^; それなりのデフォルメ、擬人化はありますが、実写の田園風景を背景に、原型を残しながらかわいくアレンジされたちょっと皮肉な虫たちの、半分リアルで半分ナンセンスな無言のコメディがなんともいえません。ときどき使われるサティのピアノ曲が妙にしっくりきますね。

minuscule, vol.1 @ amazon.fr minuscule, vol.2 @ amazon.fr minuscule, vol.3 @ amazon.fr minuscule, vol.4 @ amazon.fr


DVD が4巻出ているようですが、それぞれに5分ほどの掌編が20本ほど入っているみたいです。Amazon.fr では、10/16 に出る4巻セットが送料入れて50ユーロほどですので、思わず注文してしまいました。オンライン・ショップでも買えるようですが、バラバラに4巻買ってこれに送料が乗るとなるとちょっと高そうです。

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Sunday, August 26, 2007

"Bob" by "Weird Al" Yankovic

何年か前のウィアード・アル・ヤンコヴィックの歌なんですが、なんでここに突然登場したかというと……まあこのビデオを見ていただきましょう。ボブ・ディランのふりをして相変わらずお馬鹿で楽しいんですが、1フレーズごとに歌詞を見ていくと……ひぇ~、おバカなふりをしながらこの人天才。なんとも凝ってますね~。ちゃんとボブ・ディランでなければいけない深~い理由があったのでした^^)

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Monday, August 20, 2007

Michael Swanwick Has Got a Blog

The Dragons of Babelマイクル・スワンウィックがブログを始めました。始めた理由というのがものすごく即物的なんですが、編集者のデイヴィッド・ハートウェルに、12月に出る新作長編 The Dragons of Babel のプロモーションをするように仰せつかったというもの。ただ単にカバーとあらすじを載せておくだけではどこにでもあるので、ちゃんと面白くして、欠かすことなく週に2~3回更新するようにいわれたということで、作品の周辺情報や創作の背景を紹介してくれるようですね。

ただまあ今のところうんざりするような用語集や、わけのわからないプロット・ダイアグラムが解説もなくリストされているばかりで、かえって混乱するんですけど^^; 唯一見てピンとくるのはステファン・マルティニエールのカバーの原画で、うーん、これはかっこいいぞ。う、Stations of the Tide がヒューゴー賞を取ったことになってますぜ、スワンウィックさん^^; 受賞した本人が取り違えるくらいですから、読者がヒューゴーとネビュラを取り違えるのも無理はないのかも。まあすぐ訂正されるでしょうけど。

発表済みのいくつかの短編を含めて長編化と聞いていましたけど、ヒューゴー賞のノヴェラ部門の候補になっている "Lord Weary's Empire" は、逆にこの長編から切り出して独立した作品として読めるように手を加えたものとのこと。ともかく、1994年の The Iron Dragon's Daughter の姉妹編ということで期待もふくらみます。スワンウィックの長編はしょうもない Bones of the Earth 以外はどれもいいので(とくに Jack Faust は絶品です)、そろそろ邦訳が検討されてもいいんじゃないでしょうか。短編のうまさだけじゃなく、ストーリーテラーとしても素晴らしいということがよく分かりますよ。まあいまひとつ曖昧なまま話を終える作家なので、結末は弱いですけど、素直にケリをつけないところがまた味があるというか。

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Thursday, July 26, 2007

Orion Books at YouTube

Orion BooksYouTube で作家インタヴュウを公開してますが、なんと~、イアン・マクドナルドとリチャード・モーガンの対談なんて、なんとも濃そうな取り合わせじゃないですか。まあ新作の宣伝が目的なので、あんまり中身はありませんけど。

他にもジョウ・ヒルやスコット・リンチのインタヴュウがありました。せっかくなので、もう少し本格的な内容のものを期待したいところですけどね。

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Saturday, July 21, 2007

His Majesty's Dragon, First Chapter in Japanese

His Majesty's Dragonナオミ・ノヴィクのサイトで、ヴィレッジブックスから出る予定の His Majesty's Dragon第1章の日本語版のサンプルが入手できるようになってました。

けど、女王陛下じゃないにしろ、イギリスの国王に『皇帝陛下のドラゴン』て、なんかヘン。この人、His Majesty がナポレオンを指しているとでも思ってるんでしょうか。海洋ものは素人のようで、ちょっと心配ですね。それに「ジュ・ム・レンド」はないでしょう^^;

いやまあもちろんこれから推敲されるわけでしょうけど、あんまり読みたくないような訳文でした……って、最初の2ページであきらめてどうする^^;

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Friday, May 11, 2007

Samorost

Samorostウェブでできるちょっとしたアドベンチャー・ゲームなんですが、背景といいキャラクタといいこれがじつにかわいいんです^^) なんとなく以前に紹介した Conclave Obscurum99 rooms を親しみやすくしたような雰囲気ですね。

小惑星に住む小人さんが、他の小惑星から攻撃を受けて調査に向かうんですが、これがまあヘンテコなところにヘンテコな生物がうじゃうじゃいて、はてさて小人さんは無事に帰れるんでしょうか……。

Samorostいやまあハゲタカにさらわれたりアリクイに喰われたり危険なことだらけなんですが(ちょっと誇張が含まれてます)、死んでゲームオーバーということにはならないとっても優しい設計のようです。

Samorost 2 のほうはダウンロード版が 800円ということですが、Samorost 1 はフリーでプレイできます。ただし Flash プレーヤが要るようですね。とりあえず無料版で遊んだんですが、ううむ、800円だし、買ってしまおうか……。

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Saturday, April 21, 2007

Voynich Manuscript on flickr

『コーデックス・セラフィニアヌス』だけじゃなく、「ヴォイニッチ手稿」も flickr に登場しました。正規版も公開されているんですが、特殊フォーマットのため jpg に変換してアップしたということのようですね。

500年経ってるからコピーライトはないなんていってますが、写真自体のコピーライトがありそうな気もしますけど……まあ、読ませて、じゃない、見せていただきましょう。とはいっても、どれがこの時代には発見されてないはずの北米の植物かなんて、わかりっこありませんが。

ひょっとして google translation とか使ったら読めるんでしょうか^^)

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Sunday, March 04, 2007

Etched City Crack Doujinshi

The Etched CityK・J・ビショップの The Etched City について、ビアズリー風といわれていながら同性愛者が出てこないじゃないかというコメントに対し、なんでストレートばかりになってしまったのかといろいろ言い訳をしていますが、カーステンたら、とうとうオマケの同性愛のシーンを描いたドウジンシを始めちゃったみたいです^^;

"Thanks to the responses to this post I’ve started drawing omake of the missing gay scenes from the book. Which is so much more fun than trying to write novel#2."

Explicit Contentえ~と、露骨なシーンが出てくるので一応注意をば。こうしとけばみんな見るでしょう^^) 現在のところ4ページまで公開されてます。

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いやまあいいんですが、次の長編は一体どうなっちゃったんでしょう。

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