
あ、いえ、この2冊がお薦めの本というわけではありません。2冊の表紙を比べてみて、なにかお気づきの点はありませんか? いえ、左側のほうが脚線美がきれいとかそういうことではなくて^^;
じつはこの2冊、同じ本のハードカバーとペーパーバックとか英版と米版というわけではなくて、別の出版社から出た縁もゆかりもない本なんです。同じデザイン会社を使ったとかそういうことなんでしょうか。

この話題、クレア・ダドマンのブログから拝借してきたんですが、彼女も同じ経験があるそうです。Wegener's Jigsaw のアメリカ版 One Day the Ice Will Reveal All Its Dead のハードカバーが黄色い表紙のほうですが、確かにデザイン的にはかなり変えられてますが、ベースは同じものですね。
まあ有名な絵画とか、イラストレータの特定の作品であれば、しばしば別の本のカバーに使われることはあるわけですが、似たタイプの作品にデザイン素材が使いまわしされるっていうのは面白いですね。作者にしてみればあんまりうれしくないかもしれませんが。

もう一組、このブログにも遊びに来てくれたK・J・ビショップの The Etched City でも同じことが起きています。たまたまナターシャ・モスタートの作品を先に読んでいて、ビショップのマス・マーケット・ペーパーバックが出たときには既視感があったんですが、本の雪崩が起きてモスタートの作品が現れたときにはビックリしました(笑)
このカバーの場合には帽子を被せたり服の色を変えたりと、どう考えても原画のイラストレータが手抜きをしたことが見え見えなのが笑えます。まあどちらも作品の内容とは直結していないんですが、イメージ的には悪くないですね。ちなみにビショップによれば、オーストラリアのある作品にもこの絵が使われているそうで、双子だと思ってたらじつは三つ子だったというオチでした^^)
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