Sunday, July 01, 2007

On Gabe Chouinard

先週 spec fic 界を吹き荒れたゲイブ・シュイナード旋風のことはご存知だろうか。

ゲイブ・シュイナード(本人の弁によれば、家族の間ではシェイナードと発音するということだが)、多分ご存知の人はご存知の、時々登場する批評よりは、ネット一口の悪いアジテーターとして名を馳せ、その考え方よりは、spec fic への攻撃的なアプローチが、結果として全体に活力を与えた奇妙な男である。

じつはわたし自身、米英のフォーラムに参加するきっかけになったのがシュイナードだった。多分彼の表立った活動としては最初期の、SF Site に掲載されていた Dislocated Fictions に、なにか新しい動きが生まれている気配があったので、それが具体的に何なのかを知りたいというのが直接の動機だった。2001年のクレジットがあるので、今から6年前のこと。ところが、シュイナードには答えを出すことには興味はないようで、口に出すのは常に「動き」で、結局最後まで答えはもらえなかった。

だが、その後の2代(3代だったかな?)の Dead Cities のフォーラムや、ジェフ・ヴァンダーミアらを巻き込んだ Fantastic Metropolis などを通じて、わたし自身様々な作品へと視野が広がり、多くの知り合いを得て、シュイナードからの直接の影響はほとんどなかったものの、結果として多くのことを学んだ。

ところがシュイナードは、その後も一つのところに留まることなく、次々と新しい批評サイト、フォーラム、ブログを立ち上げては潰し、こちらも数年前からその動向を追うことはなくなっていた。どうも家族がらみで苦労が多いだけでなく、本人自身も落ち着かない性格だったようだ。

で、そのシュイナードの最後の仕事が、今年5月にもう一人の批評家と始めた批評サイト、Scalpel。だが、1号を発表したのみで、そのサイトは既にない。掲載する予定だったシュイナール自身によるジョン・トウェルヴ・ホークスのインタヴュウを他に転用したあと、相棒は一方的に置いてきぼりをくらったそうだ。このあたりの顛末はヴァンダーミアのブログがわかりやすい。

そして、魔の 27日。シュイナードの管理していたサイト、フォーラムはすべてネット上から消えた。この中には、数年前に『ロック・ラモーラの優雅なたくらみ』の作者スコット・リンチに譲り渡し、今は Frameshift と名を変えた Dead Cities のフォーラムも含まれていた。つまりは、ここ6年ほどの spec fic の作家や読者の議論ややり取りが、すべて消されてしまったのだ。最近は覗いていなかったとはいえ、なんともね……。

まさかとは思ったが、やはりヴァンダーミアによれば、ゲイブ・シュイナードがすべて消したということらしい。じつは数日前に自動車事故に遭い、肋骨を折って5日間入院していたそうだが、退院して早々のシュイナードの最初の仕事がこの大騒動だったのだ。

本人はもう spec fic に戻ることはないと明言しているそうなので、少なくとも今後この世界で名前を目にすることはないだろうが、なんとも困った幕引きである。最初から最後までつむじ風のままで、結局益よりも害のほうが大きかったのかもしれない。ただひとつの救いは、シュイナードがあらゆるところに残した人々のつながりである。彼の動きをきっかけとして、様々なところで、様々な動きが連鎖反応的に起こった。奇妙な仕掛人がいたものである。

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Friday, May 18, 2007

Win a Signed Copy of Useless America by Jim Crace

Useless Americaジム・クレイスの幽霊本(って、幽霊が出てくるわけではなくて実在しない本のことですけど)Useless America については以前取り上げましたが、なんと、Powells.com ではほんとうにこの本を出版してしまうそうですよ。限定75部で作者のサイン入り、クレイスの架空の題辞にちなんで、うまい題辞をでっち上げた人に進呈されるとのことです。5/28 締め切りで誰でも応募できるようですので、脛に傷のある方……、じゃない、腕に覚えのある方はトライしてみてはいかがでしょう。まあ実際は題辞の部分のみが本物で(つまり今回の受賞作品で)、本文の部分はブランクなんだそうですが。

The Pesthouse (UK)The Pesthouse (US)で、クレイスの本物の新作の The Pesthouse のほうは、放置された環境問題のせいで中世に逆行してしまったアメリカが舞台ということで、コーマック・マッカーシーの The Road なんかと比較されているようですが、イギリス作家の描くポスト・ホロコーストのアメリカは一味違って面白そうですよ。といいながらまだ積んだままですが^^;

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Saturday, May 05, 2007

David Mitchell on The TIME 100

The TIME 100なんと~、デイヴィッド・ミッチェルが今年のタイムの The TIME 100 この世界を形作る100人にリストされているではないですか。100人のうちで作家が2人だけで、もう一人がノーラ・ロバーツ(meeeh!)っていうのはそんなもんなのかな~という気もしますが、やっぱり期待の若手ナンバーワンなんでしょうね。

いちおう一通り 100人の名前だけ眺めてみましたが、かなり知らない人が多くて、どうもわたしが世情にうといことが実感されたリストでした。まあ正直あんまり面白いセレクションじゃないですけどね。

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Tuesday, April 24, 2007

International Pixel-Stained Technopeasant Day

出遅れてしまいましたが、4/23 は International Pixel-Stained Technopeasant Day(国際ピクセルまみれのテクノ小作人の日)だったんですね。え、ご存じない? じつはわたしもついさっき知りました^^;

ことの発端は SFWA(SF作家協会)の副会長のハワード・ヘンドリクスが、ウェブで作品を無料で公開するのはスト破りみたいなもんじゃないかと批判したことにあるようです。

これに対してジョー・ウォルトンが 4/15 付けで、4/23 を International Pixel-Stained Technopeasant Day(略称 IPSTP Day; 日本語では国際ピまテこの日と仮に名付けましょう)とする旨宣言し、プロ・レベルの作品(小説、短編、詩、歌など)をウェブ上で公開することを呼びかけました。

こちらピまテこのオフィシャル・コミュニティが立ち上がっていますが、どんなアーティストが何を公開しているのか掘り出してみるのは楽しそうですよ。ちなみにチャールズ・ストロスはローカス賞の候補にも挙がっているノヴェラ "Missile Gap" を公開しています。

そういえば 4/23 はサン・ジョルディの日で、シェイクスピアの誕生日・命日、セルバンテスの命日なんですね。国連でも World Book and Copyright Day(世界図書・著作権デー)ということで、著作権について考えるにはピッタリの日でした。いやまあ日本ではもう過ぎちゃいましたが。

ということで今年から始まったピまテこの日なんですが、定着して欲しいですね。う~ん、うちのブログでプロ・レベルの原稿といえば……考えてみるまでもなくありませんでした^^; 供給者としての参加はあきらめて、消費者として貢献しましょうかね。

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Saturday, November 11, 2006

Bad Voltage, by Jonathan Littell

Bad Voltage今年のゴンクール賞を受賞したジョナサン・リテル(う、ドメインがロシアだ^^;)の作品です……って、こちらは学生時代に書いた 1989年出版のサイバーパンクのカバーですけど^^) しかしなんともいえない趣味してますね。

スパイ・スリラーで有名なロバート・リテルの息子で、れっきとしたアメリカ人なんですが、フランスで育ったそうですね。紛争地帯への食糧援助をしている団体で働いていて、銃撃で大怪我を負ったこともあるという活動家のようです。Les Bienveillantes

ナチのホロコーストを司令官の視点から語った Les Bienveillantes は、フランクフルト・ブック・フェアでは英語版の版権をめぐって争奪戦があったそうですけど、ゴンクール賞受賞ということで HarperCollins はかなり得をしたんじゃないでしょうか。英語版は 2008年出版予定とのことで、早く読みたい人はフランス語と 900ページ格闘しなきゃいけないみたいですよ。パス。

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Wednesday, November 01, 2006

Useless America, by Jim Crace

アマゾンを見るとジム・クレイスの新刊 Useless America が9月末に発売されたことになっていますが、じつはこれ、作者が書いた覚えのない幽霊本なんだそうです。一応出版予定ということで、出版社の Viking が仮の名前でデータベースに入れてたんですね。

The Pesthouse実際の新刊は出版社が Picador に変わり、来年の3月に予定されている The Pesthouse だそうです。冒頭の "This used to be America, ..." の部分がいつの間にか Useless America に化け、仮のタイトルとして流通していたらしいです。詳しい話はこちらで。

じつはかなり先の出版予定まで ISBN が取られカタログ化されるのは珍しいことではなく、たとえばティム・パワーズの Moonlight Becomes You (完全幽霊本)や、イアン・M・バンクスの SF Novel (こちらは最終的に The Algebraist というタイトルで出版)など、ファンの間ではかなり有名です。データ化された幽霊はおいそれとは消えないもんなんですね。

ちなみに、ジム・クレイスは自作の題字に架空の作家や作品の引用を使うことが多いそうですが、クレイスがでっち上げたギリシャ・ローマ時代の地理学者 Pycletius (ピクレティウス?)は、The Oxford Companion to English Literature に記載されたそうです^^)

ということでハロウィン向けに幽霊本の話題でした……って、今日はもう11月じゃないですか^^;

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Thursday, October 05, 2006

An Incomplete History of the Art of Funerary Violin, by Rohan Kriwaczek

An Incomplete History of the Art of Funerary Violin19世紀初頭のヨーロッパでは、それぞれの町や村に葬送のためのバイオリン弾きがいて、独自の音楽を培ってきたんですが、これをこころよく思わない教会の弾圧に遭って、1830-40年代の大葬式粛清時代にほとんど姿を消したそうです。この作品は、細々と現代まで生き延びた葬送バイオリニスト・ギルドに属する作者が、秘史ともいえる葬送バイオリンと時代とのかかわりに光りを当てたノンフィクションだそうです。

とまあ、これだけではフーンでおしまいになってしまう話なんですけど、アマゾンでも売ってるこの本、その存在自体がまったくのデマなんだとか。こちらのNYタイムズの記事に詳しいですが、この作品のアメリカでの出版社のカタログを見て、ある書店が音楽史の専門家に葬送バイオリンについて問い合わせたのが事の発端で、そんな史実はないと知らされた出版社が作者に確認して、まったくの冗談であることが判明したというもの。イギリスの出版社と作者の手の込んだジョークだったんですね。

An Incomplete History of the Art of Funerary Violinちなみに、作者のサイトには、葬送バイオリニスト・ギルドやこの本の紹介がまことしやかに書かれています。で、気になるのがアマゾンUKで現在セールス・ランク 104位のこの本が、果たして手に入るのかどうかということ。記事を見てジョークで注文した人がかなりいるんでしょうか。注文が集まったからと、案外ジョークで出版されちゃったなんていうことも起こるかもしれません^^) いちおう日本のアマゾンでもリストされてますので、だれか注文してみませんか? いえ、わたしの場合、こういうしょうもない話題にするのもバカらしい本に手を出す趣味はまったくありません……けど、気になりますね^^;

おっと、アメリカ版もリストされてました。こっちのカバーのほうがよさそうですね。

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Sunday, October 01, 2006

Hagakure in End of the World Blues

End of the World Bluesquark さん命名の nawa-no-ukiyo が、ジョン・コートネイ・グリムウッドの新作 End of the World Blues に登場することは以前お伝えしましたが、その現物を手に入れました。

じつは何を隠そう、神出鬼没の quark さんとわたしは忍者の末裔で(嘘)、葉隠れに関する権威でもあるので(大嘘)、グリムウッドのたっての頼みで(誇張)、作品に登場する葉隠れからの引用を正しく英語にする手伝いをしたのでした(ちょっとホント)。

で、そのグリムウッドですが、なんともうれしいことに、巻末の謝辞の冒頭で、そのことに触れてくれています^^)

Acknowledgements

(a nanny mouse) and (quark) for translating lines from Yamamoto Tsunemoto's Hagakure Kikigaki. Without this help writing EWB would have been much harder. Also my thanks for their help in coming up with a suitable Japanese term for 'floating rope world...' (All of the suggestions were excellent, but nawa-no-ukiyo caught exactly the right combination of history and artistic subversion.)

ううむ、そんな大それたことをしでかした……いえ、たいした事をしたわけではないんですが、あれでよかったんでしょうか^^; いやまあ、うまく行ってるところはわたしのおかげで、まずいところは quark さんのせいなのは確かなんですけど。はてさて、読んで確かめてみましょうかね。

[追記] こちらに感想上げました。(2007/4/22)

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Saturday, September 30, 2006

Atwood Wields the LongPen

LongPen以前 quark さんがご紹介していたマーガレット・アトウッドの遠隔サイン機ですが、LongPen の名前で実用化され、ほんとうに使ってるみたいですね。とはいいなら、いろいろトラブルは多いようで、いざ本番というときに、人ゴミによる熱気でコンピュータが故障したりとか、なかなかスリリングなようです。

今回はスコットランドでのサイン会の様子をアトウッドが紹介してますが、(モデルじゃない『ラビリンス』の作者の)ケイト・モスがロンドンからトロントのファンにサインしたりと、意外にもうまく行ってしまってなにやら拍子抜けのご様子。下品なバラッドなんかこしらえてオチャメですね^^)

We sign'd it ance, we sign'd it twice,
We sign'd it four times forty;
And all wha' said it wud nae wurk
Can stuff it up their shortie.

最初にこの話を聞いた時に、ジョークだと信じて疑わなかったわたしは素直に脱帽します。いえ、依然としておバカだとは思いますが、そのおバカなことをほんとうにやってしまうなんてやっぱりエライです^^;

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Saturday, September 09, 2006

Banksy Punked Paris Hilton

Parisちょっと趣向を変えてセレブの話題などいかがでしょう^^)

以前作品集を紹介したイギリスのグラフィティ・アーティストの Banksy ですが、こんどはパリス・ヒルトンをターゲットにして話題になっています。なんでもイギリス各地のレコード・ショップで、パリスのデビュウCDを、バンクシイお手製のカバーをつけたリミックスにすりかえたとのこと。500枚といえばそうとう手間がかかったでしょうね。

で、その中身はといえば、こちらで改竄された内容が見られます。すりかえの様子はこちらで。

だれも返品した人はいないということですが、eBay あたりでかなりの高値になっていそうですね。Banksy の「作品」だったらわたしも欲しいかも^^)

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Sunday, September 03, 2006

Unca Harlan Groped Auntie Connie

ヒューゴー賞のセレモニーで、エリスンじいちゃんがウィリスおばちゃんの胸をつかんだというのが、今年のワールドコンの最大の話題みたいですが、エリスンじいちゃんのボードではまだ熱が冷めやらぬ様子ですね^^; とてもじゃないですが全部読む気にもなれないので、ダトロウおばちゃんのコメントを。

I was offline for a day or two after the con and then when I got back I discovered this whole brouhaha over Harlan's baby schtick -and that's what it was. A schtick of Harlan acting like a baby. Thus, he went up to the mike when Connie called him up--he put the mike (a round one) into his mouth, swallowing it like a lollipop, Connie took it gently out of his mouth and wiped it off. He gurgled --like a baby-- and then grabbed her breast like a baby and she smacked his hand off. A few seconds later she kissed him....Cmon people. Please put this into perspective. It was NOT sexual assault. It was a joke/schtick gone a bit over the top. I was not offended as a woman watching this. I thought it was silly (but yes, I admit I personally thoughth the schtick funny). I also know that Connie and Harlan have a history of ribbing each other. I've seen it in the past. So please keep the incident in context and calm down.

ううむ、ムアコックじいさんまでコメントしてる^^;

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Betjeman Rolls in His Grave ... with Giggles

イギリスっていうのはなんか面白い国ですね。つい先日は判事が判決文の中に暗号を隠していたのが話題になりましたが、こんどは伝記のなかのラブレターだそうですよ。それも伝記の作者はまったく気づいておらず、あるジャーナリストに指摘されて始めて嵌められたことを知ったというなんとも傑作……いや、かわいそうなお話。

Betjemanで、話題になってるのがこの A.N. Wilson という有名な伝記作家・文化史家の手による桂冠詩人ジョン・ベッジェマンの伝記なんですが(じつは、ウィルスンの名前は知っててもベッジェマンなんて初めて聞く名前だったりして^^;)、ここに収められたベッジェマンが愛人に宛てた手紙というのがじつは真っ赤な偽物だったとのこと。

2年前に知り合いを通じてこの手紙を入手したウィルスンは、ベッジェマンの人となりを表すものとして収録したんですが、事件の発覚後手紙の提供者だというフランス人イヴ・ド・アルバン(Eve de Harben)にコンタクトしようとしたところ、問い合わせの手紙は該当人なしで戻ってきたそうです。

でまあ件の手紙の中身なんですけど、たしかに普通に読んだら普通の手紙ですね。

Darling Honor,

I loved yesterday. All day, I've thought of nothing else. No other love I've had means so much. Was it just an aberration on your part, or will you meet me at Mrs Holmes's again - say on Saturday? I won't be able to sleep until I have your answer.

Love has given me a miss for so long, and now this miracle has happened. Sex is a part of it, of course, but I have a Romaunt of the Rose feeling about it too. On Saturday we could have lunch at Fortt's, then go back to Mrs H's. Never mind if you can't make it then. I am free on Sunday too or Sunday week. Signal me tomorrow as to whether and when you can come.

Anthony Powell has written to me, and mentions you admiringly. Some of his comments about the Army are v funny. He's somebody I'd like to know better when the war is over. I find his letters funnier than his books. Tinkerty-tonk, my darling. I pray I'll hear from you tomorrow. If I don't I'll visit your office in a fake beard.

All love, JB

ところが、各文の初めの文字を拾ってつなげると……(笑)。そのうえ、Eve de Harben というのは、"Ever been had?"(引っ掛けられたことはある?)のアナグラムになっているという凝りよう。

John Betjeman: The Biographyこの手の込んだ笑い話……じゃない、詐欺の犯人はまだ分かってないそうですが、自分が書いた伝記をウィルスンにこき下ろされたことがあるベッジェマンの公式伝記作家ビーヴィス・ヒリヤー(Bevis Hillier)の仕業じゃないかというのがもっぱらの噂。本人は否定しているそうですが、フランスから発信されたはずの手紙に、ヒリヤーの住んでいるウィンチェスターの消印があったということで、ううむ、疑うなというほうが無理かも^^)

伝記という、事実が重要な役目を担う分野を舞台に、なんとも愉快な……いや、不謹慎な出来事ですが、思わぬ宣伝効果で2人ともかなり得したんじゃないですかね^^) 気の毒なのは今年生誕100年を迎えたベッジェマンですけど、1984年に亡くなったそうなんで、ま、今頃はたぶん腹を抱えて笑っているんじゃないでしょうか。

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Friday, July 28, 2006

Mrs. Charbuque Revealed in Russia

Russian Mrs. Charbuque日本語版ではちょん切られてしまったシャルビューク夫人の頭の部分が、ロシア語版に登場しているようです。ううむ^^;

こうしてみるとまるで別のストーリーみたいですね。日本語版もこういうカバーだったら勘違いして買う人がどっと増えるかも……。

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Thursday, July 20, 2006

Mrs. Charbuque in Japan

シャルビューク夫人の肖像このブログのお気に入り作家のひとり、ジェフリイ・フォードの The Portrait of Mrs. Charbuque の邦訳が、『シャルビューク夫人の肖像』というタイトルで発売されたようです。The Girl in the Glass ももちろん遠からず翻訳されるでしょうから、日本でも人気に火がつくかもしれませんね~。Madame X

カバーに使われた絵は、この作品の主人公ピアンボの、ある種モデルともいえる肖像画家ジョン・シンガー・サージェントの Madame X という作品だそうです。色使いはこの物語のトーンとも合ってますけど、絵自体は無難というかつまんないというか、文学趣味の高級路線の感じで、最近のフォードが試みているパルプ指向とは少々違う感じですかね。まあ一般読者をメイン・ターゲットにするのは正しいと思いますけど。ヘンな小説が好きな人はほっといてもどうせ読むんですし^^)

しかし、出版社の作品紹介の文面、ところどころうちのレヴュウの言葉使いを真似しちゃってますね^^;

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Thursday, July 13, 2006

Bulwer-Lytton Fiction Contest 2006 Results

ブルワー・リットン・フィクション・コンテストの今年の結果が発表されたみたいです。

これは、架空の小説の冒頭の一文を書いてその趣味の悪さを競うという、イグノーベル賞ダーウィン賞の親戚みたいなコンテストなんですが、『ポンペイ最後の日』などでそれなりに知られた19世紀のイギリスの小説家エドワード・ジョージ・ブルワー・リットンにちなんだもので、スヌーピーの口癖で有名な "It was a dark and stormy night..." という英語で書かれた最悪の書き出しを記念したものです。

Culture Vulture でも読者からの投稿を募ってますね。まあわたしなんて冒頭の一文といわず意識してなくてもこの手の文章が書けちゃいますけど^^)

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Wednesday, June 14, 2006

Stephen Hawking To Write Children's Book

A Briefer History of Timeなんとあのスティーヴン・ホーキング児童書を書くそうです。

娘のルーシイと共著で計画している作品は、理論物理学を8才の子供でもわかるように説明したもので、ちょっと魔法抜きのハリー・ポッターみたいなんだとか(<絶対嘘だと思う)。ううむ、A Brief History of Time どころか A Briefer History of Time でさえ手に負えそうにないわたしには向いているかもしれませんね^^)

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Monday, June 12, 2006

David Iztkoff's Nostalgia Trips

Nebula Awards Showcase 2006SF界のニュー・アイドル(笑)、デイヴィッド・イツコフによる、ダグラス・コープランドの JPod のレヴュウを挟んだNYタイムズのSFコラム2回目ですが、今回は Nebula Awards Showcase 2006 を取り上げて、SFに見られる内なる子供、ノスタルジアについて語っています。ふうむ、クリストファー・ロウの「志願兵の州」やベンジャミン・ローゼンバウム「抱擁もて新しきもの迎える神」、ヴァーナー・ヴィンジの「クッキー・モンスター」をピックアップするなんて、予想外にしっかりした趣味してるじゃないですか。

とはいえ、今回のアーギュメントは、Matt Cheney の「もっと大人になれ」(... if "Dave Itzkoff ever digests his inner child, he might discover that the world is far more complex and multilayered and joyfully, frustratingly paradoxical than he noticed before.")というブログでのコメントに対するリアクションという形を取っていますが、チーニイはといえば、一流紙の書評家が市井のブログの無責任な書き込みに直接言及すべきものではないといなしてますね。ううむ、相変わらずちょっと変わった困った子ちゃんのイツコフでした。

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Tuesday, May 23, 2006

Eurovision Song Contest 2006 Winner

ユーロヴィジョンの今年の優勝はフィンランドのヘビメタ・バンド、Lordi の "Hard Rock Hallelujah!" ということで、いつもはなまぬるいポップ・ソングばかりのこの賞が、色々なところで話題になっているようです。

ううむ、ユーロヴィジョンって、仮装大会だったんですか。ドラマーが人間じゃない^^;

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Monday, May 08, 2006

The Sultan's Elephant Appears in London

ロンドンに巨大な機械仕掛けの象が出現したそうです。

Sultan's Elephant 15月4日から7日まで、4日間にわたりロンドンの街中をねり歩いたこの象、高さは12メートルあるといいますから、4階建てのビルがのそのそ動いている感じなわけですね。夢のお告げに従い時空を超える象を作ったインドのサルタンが、ロンドン市内に墜落したロケットから登場した巨人の少女を追って現れたものだそうです。なかなかスチームパンクなデザインがそそりますね。

Sultan's Elephant 2じつはこのプロジェクト、昨年のジュール・ヴェルヌ没後100年を記念して、ナントとアミアンの2市がスポンサーとなり、両市を皮切りに世界各地のいくつかの都市を巡業しているストリート・シアターの一環とのこと。これを製作したフランスのロワイヤル・ド・リュクス(Royal de Luxe)という会社は、巨人がらみの企画をいくつも手掛けていて本国では有名なんだとか。欧州版のねぶたですかね。日本にもこないかな~。Sultan

Sultan's Elephant 3コンセプトはヴェルヌの『80日間世界一周』に出てくるサルタンの夢のエピソードをベースにしたものということですが、コスチュームも含め、なんか『ガリバー旅行記』の雰囲気がすごくするんですけど。大人国か小人国かは、どちらに視点をおくかによりますけどね。実物をしかと目にした fictionalcities のジェフによれば、かなり宮崎アニメのイメージだったとのこと。いずれにせよ、たまたまロンドンでこの公演に出くわした人はうらやましい限りです。

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Sunday, April 30, 2006

Judge's Secret Da Vinci Code

イギリスで行われていた『ダ・ヴィンチ・コード』の裁判で、判事が判決文の中に暗号を隠していたそうです。最初読んだときジョークかと思ったんですが、どうもほんとみたい。

判決文に一部イタリックになった文字があって、それを拾っていくと "SMITHCODE" の文字列が! この判事、Peter Smith っていう名前なんですよね(ありきたりすぎてまるで偽名みたい^^;)。さらに追っていくと、そのままでは意味を成さない文字列が並ぶんですが、ガーディアンにも寄稿している弁護士 Dan Tench は、フィボナッチ数列を適用することを思いつき、見事 "Jackie Fisher, who are you? Dreadnought" というフレーズを導き出したそうです。ちなみにフィッシャー提督はドレッドノートを考案した人で、とくにそれ以上の意味はないようですね。

しかしでも、連続したフィボナッチ数列で32文字をカバーしようとすると、2,178,309文字(1ワード4文字、1ページ400ワードで 1,362ページ)をイタリックにする必要があるようですので、やっぱりセクション毎に最初に戻ったとかなんでしょうね。それにしても、手作業だとしたら、作るほうも解くほうもむちゃくちゃ時間がかかったんじゃないでしょうか。なんともご苦労さまです。

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Wednesday, April 26, 2006

Unconscious Plagiarism?

How Opal Mehta Got Kissed, Got Wild, and Got A Life17才の少女が 50万ドルのアドバンスを手にしたという話題のデビュー作が、盗作騒ぎで揺れているようです。

現在 19才のハーヴァード大学生 Kaavya Viswanathan の How Opal Mehta Got Kissed, Got Wild, and Got A Life という学生生活を描いた作品がそれですが、あるYA作家の作品から一部のフレーズが借用されているのを学生たちが発見し、ハーヴァード大の学生新聞で報道されたことから騒ぎに火がついたようです。

ガーディアンの記事では、盗作の度合いや、相手の作家や双方の出版社がどう対処するつもりなのか不明ですが、なにやら Amazon.com の読者評は早々と 2ch 状態と化しているようです(いつもといっしょじゃない……というのはさておいて)。

う~ん、両極端に二分されていた当初の評価が、4/24 を境に盗作糾弾の組織票へと変わって行っているようですね。興味のある方は今のうちに押さえておいた方がよろしいかも。いえ、あわててサイン本を注文したなんてことはしてません。ほんとです、そんな趣味の悪い。単にサーチしてみただけですってば^^;

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Sunday, April 16, 2006

Fairies stop developers' bulldozers in their tracks

古いニュースなんですが、ちょっと面白いのでご紹介。

スコットランドのパースシャー、セント・フィランズという村で、宅地造成が妖精のせいで計画変更を余儀なくされたそうです。造成を計画していた土地の一角にあった岩が、6世紀にフィランズ聖人がピクト人を改宗させようと野営していたところという由緒あるもので、岩の下には妖精が住んでいるんだそうです。

ううむ、キリスト教と妖精とは平和に共存するのかという疑問はさておいて、村の人から妖精を脅かすなという苦情が相次いだようです。村の評議会の議長のコメントというのが面白いですね(「妖精の存在は信じてるけど、あの岩の下に棲んでるかどうかはわからない。王さまの戴冠が行われたという歴史的に重要な岩なので……」)。

ともかく、岩をどけてしまうのは縁起が悪いということで、別の場所に宅地を作ることになったようです。"MacFeng Shui" (スコットランドの風水)という言い方がお茶目ですね^^) ともあれ、妖精の郷が無事でよござんした。

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Tuesday, March 07, 2006

Big Nay to the New York Times' New SF Reviewer

ベテランの Gary Jonas に代わって登場したNYタイムズの新しいSFレヴュア、David Itzkoff に対し、あちこちで非難の声が上がってます。

Counting Heads内容は、デイヴィッド・マルセクの新作 Counting Heads の紹介をしながら、最近のSFはジャーゴンだらけで、一般読者ではとてもついて行けない geek 向けの作品ばかりだと嘆く、取り立ててどうというものではないんですが、イツコフのスタンスと資質が問題視されているようですね。SFを紹介していこうとする者が、一般読者が漠然と抱いている科学に対する苦手意識や不安を煽ってどうするのかという点と、そもそもSFを無神経に "Sci-Fi" と呼び、なんの工夫もない定番の古典ばかりを愛読書として並べているあたりで、どうも門外漢じゃないかという評価が定着しつつあるようです。

まあねえ、こういうリストの中に、面白いけどSFとしてはあまり見るべきもののないレセムの Gun, With Occasional Music を入れたり、ファンだったらまず選ばない、ディックの作品ではほぼ唯一小説の体をなしている The Man in the High Castle を選んだりとかなりズレてますし、ミエヴィルの作品をほとんど読んでないんじゃ、SF/ファンタジイのレヴュアとしては落第とみなされても不思議はないですね。

まあまだ初めてのレヴュウで、もともとのSFの読者よりは、一般読者を懐柔しながら取り込んでいこうというスタンスでしょうから、しばらく様子を見守ってみるべきだとは思いますけど、なかなか先行きの暗い船出のようです。Dummkopf なんてあだ名がつかなきゃいいんですけど。

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Tuesday, December 06, 2005

Help Nalo Buy a New Computer

Brown Girl in the Ringナロ・ホプキンスンのコンピュータが壊れちゃったそうで、資金集めに本のセールをやってます。カリブ育ちのカナダ人作家なんですが、SFとファンタジイにカリブの民話・伝説を柔軟にミックスしたパワフルなノリはもう絶品。最近は非白人系の作家の作品を集めたアンソロジイを編集して頑張ってます。

姉御肌のやさしい人で、彼女の短編が翻訳された雑誌を送ってあげたら、お礼にと何冊か本を送ってくれました。早く新作が読みたいので、みんなで彼女から本を買って援助しましょう。200ドル(カナダドル)分買うと、彼女の作品に登場していぢめてもらえるそうです^^)

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Sunday, December 04, 2005

Ted Chiang on the Distinction between Science Fiction and Fantasy

サラ・モネットのポストを受けて、SFとファンタジイの違いを科学と魔法という視点から見ようとするテッド・チャンのこのポストが話題になっているようです。

「魔法=主観的=個人の能力・努力により結果が異なる=職人芸=神の支配する世界」が、産業革命をはさんで「科学=客観的=機械による再現性=大量生産=非個性的な世界」へと移行し、個人の意思が意味を持っていた時代を希求するファンタジイと、変わり行く世界と個人の意思をどう折り合いつけるかを探るSFが生まれたというのがその主旨のようですが、う~ん、まあ、ありきたり。チャンならもっと凄いことをいうかと思いましたが。

どっちでもいいアーギュメントのわりには、けっこう皆さんの気に障ったようで、どちらかというとファンタジイよりの陣営で反応が出ているようです。問題点は、チャンの念頭にあるファンタジイが中世ふうのエピックものらしいところと、SFにおける科学は煎じ詰めればフィクションじゃないかというあたりでしょうか。表面的には中立を守っているように見せながらも、実質的にはSFの意義しか語っていないことで、結果としてファンタジイ批判と捉えられたようです。

反応してるのはジェフリイ・フォードジェフ・ヴァンダーミアニック・ママタスエマ・ブルウィル・シャタリイジョン・スカルジエリザベス・ベアハル・ダンカンデイヴィッド・モウルズジェイ・トミオといったあたり。ざっと見たところでは、分ける意味があるのか、単にチャンの認識を披露しただけ、まったくの的外れというのが大半のようですね。

そもそもなんで分けることにこだわるんでしょう。ヴァンダーミアに対するチャンのこの返答を見てもよくわかりません。たしかに無自覚にミックスされちゃうと目も当てられませんが、両方の側面をうまく使った作品は、作者がどう片を付けてくれるかという緊張感がたまらないんですよね。チャン自身がかなりそれをやってるのに。まあ中間地帯の作品の場合、SFに引っ張ってくれたほうが一般的に面白いとは思いますが、それもやはり作者の見せ方によるものでしょう。むりに細分化する意味はないのでは?

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Thursday, November 24, 2005

Martin's A Feast for Crows #1 on Bestseller Lists

A Feast for Crows (Limited Edition)なんと、ジョージ・R・R・マーティンのカラスの宴会NYタイムズのベストセラー・リストで初登場1位になってますね。キングやジョーダン、コナリー並みの人気だとは知りませんでした。The Washington Post や Publishers Weekly でも1位だそうです。1996年に第1巻の A Game of Thrones が出たときとは隔世の感があります。

The Myths: Limited Edition Signed Boxsetちなみに amazon.co.uk のみで手に入る 1,000部限定の箱入りサイン本があるようです。お早めに。

Canongate の神話シリーズも 1,500部限定のサイン入り箱入りセットが出てますので、こちらも押さえておいたほうがよさそうですよ。

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Wednesday, November 16, 2005

The Chronicles of Blarnia, by Michael Gerber

The Chronicles of Blarniaあ~あ、ゴランツったらやっぱりやってしまった^^;

ハーヴァード・ランプーンの指輪のパロディを小型のハードカバーでリプリントして30万部、アダム・ロバーツのホビットとシルマリリオンのカバーが合わせて16万部売れたそうで、こんどはバリー・トロッターで50万部売ったマイクル・ガーバーを引っ張り出してきたようです。あ、イギリスではもともとバリー・トロッターがゴランツから出てるんですね。

いったい誰が買うんだこんなの……とか思いながら、同じシリーズのアダム・ロバーツのマトリックスやスターウォーズ、ダ・ヴィンチ・コードまで揃えていることに気付いてしまいました。はは^^;

せっかくですからゴランツのミニ・ハードカバーのパロディ・シリーズ、リストしておきましょう。

いっそのことデイヴィッド・ビショフの Philip K. Dick HighJ.R.R. Tolkien University もいかが?

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Saturday, November 12, 2005

"Wretched drivel of the sort that gives fantasy a bad name"

Touched By Venomまともな業界紙 (Kirkus Review) で、デビュー作に対しこうまでいわれてしまっては、立ち直れそうにないですね。ワールド・ファンタジイコンでも "that venom cock" と呼ばれ今年最悪のファンタジイとして話題になった Janine Cross の Touched by Venom というのがその本なんですが、なにやら少女がドラゴンを誘惑する話のようです。う~ん、そこまでひどいひどいといわれると、どれほどひどいのか確かめたくならなくもないですが……はは^^;

ファンタジイではないですけど、こちらの The Truth About Diamonds も、ひどさでは負けてないようですけど。ちなみに、数年前にどうしょうもなくひどいファンタジイとして話題になった Robert Newcomb の The Fifth Sorceress は、悪評を宣伝になにやらファンもついて、順調にシリーズが続いているようです。まともな作品より遥かに売れているというのが不思議ですね。

そうかと思えばこちらではブルックスがぼろくそにされてます。すごくいい人らしいんですが、最初の Tolkien raper として、エディングズ、ジョーダン、グッドカインドあたりのリサイクル作家に先鞭をつけたところが一番の悪行だったみたい。

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