"All Shall Be Well; And All Shall Be Well; And All Manner of Things Shall Be Well" by Tod Wodicka
ノリッジの聖ジュリアンの名句を引用したタイトルに、中世の衣服を着た老人と子供の絵の表紙……。一見マジメ本の顔をしていて、でも、よ~く見るとなんかちょっとヘン? チェックしてみたら予感的中で、やっぱりヘンな本っぽいですねぇ。これは買いかも。
チュニック着て、フライドポテトは拒否して(←中世にジャガイモはまだ入ってきてなかったから)何から何まで中世の生活を再現してニューヨークに暮らす変人バートですが、プラハで息子のトリスタン(!)を捜していく過程で、彼の悲しい過去が次第に分かっていくという、聞くも涙、語るも涙……じゃなくて、めちゃくちゃ楽しいお話みたいです。ってことは、表紙は親子再会の場面の想像図なのかな?
Amazon.com にブラーブがいくつか載ってるんですが、ケヴィン・ブロックマイヤーなんて結構楽しんじゃったみたいですね。しかし US版の表紙はしょぼすぎ。
アマゾンUK には、これがデビュー作になる著者自身によるこの本のサウンド・トラックが編まれているので、BGM 流しながら読むのもいいかも?
BBC による著者インタヴューとちょこっと抜粋はこちら。
そういえばノリッジの聖ジュリアンって、『聖書の絵師』にご本人が出てきてたはず(未読ですがそのうち……)。
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