"Sputnik Caledonia" by Andrew Crumey
突然ですが、今年はスプートニク打ち上げ 50周年ってご存知でした? あれからもうそんなに経っちゃったんですね~(って、生まれてなかったですよ)
それにあやかったのかどうか、来年出るアンドリュー・クルーミーの新作がSputnik Caledonia! でも、カレドニア(=スコットランド)のスプートニクだなんて、なんかあさっての方向に飛んできそうな予感……。シノプシスによると、舞台は戦後共産主義国家になった1970年代のスコットランド。筋金入りの社会主義者の父を持つ主人公は宇宙に行くことを夢見るも、資本主義国家のアメリカ人と同乗するなんてまっぴらというわけで、相対性理論を読みながらも、ロシア語の独習にいそしんだりするのですが、結局は閉鎖的な研究所に落ち着いて……って、あれ? そういえばクルーミーって、子供の頃は宇宙飛行士になりたかったけど、理論物理学の研究者になったんでしたっけ。ポーランドの研究所を訪れたことが結構強い印象として残ってるとも過去に語っていたので、実体験が色濃く反映された平行世界ものみたいですね。
物理学、文学(ディドロらの啓蒙主義やプルーストなど)、哲学、音楽が融合した、コミカルな筆致が特徴のクルーミーの作品群ですが、この新作も今までのそんな路線を引き継いでいるのかもしれません。
で、何より期待しちゃうのが、この作品、昨年イギリスの Northern Rock Foundation Writers Award を受賞、見事6万ポンド(!)を獲得して完成させたものだということ。この賞は、イギリス北東部に住み、過去に何冊か出版物があるものの、才能があるのに生活の糧を得るため作家業に専念できない人をサポートするために設立されたのだそうです。クルーミー・ファンとしては、今までの中の最高傑作が読めるんじゃないかとわくわくしてしまいます。
表紙のへなちょこイラストは、前作メビウスクジラと同じ人みたいですね。結構好きなんですよ~。

Comments
わ~い、さぼっているうちに新しいポストが増えてました。球体関節人形は無事にヨガのポーズを覚えたんでしょうか^^)
相変わらずヘンテコそうな作品ですね。あらすじからすると Mobius Dick に近そうな感じですが。
スプートニク打ち上げ50周年は、google のロゴに人工衛星が登場したので知ってました……って、ぜんぜん自慢にならない^^;
Posted by: a nanny mouse | Tuesday, October 30, 2007 at 01:14
いくらなんでもサボりすぎですよ > それは私
球体関節人形は、ほぼ完成しましたです。なぜだかみんなお尻ばかりを褒めてくれます。フクザツ……
Posted by: Lilith | Tuesday, October 30, 2007 at 22:58
いやまあキム・サムスンがあまりにも面白かったので、週末はそれで潰れちゃったんですよ……って、いいわけになってない?
球体関節人形は flickr とか youtube でお披露目とかないんでしょうか^^)
Posted by: a nanny mouse | Wednesday, October 31, 2007 at 00:49
ふふふん、教室展に来てくれる人だけにお披露目なのよん♪
Posted by: Lilith | Wednesday, October 31, 2007 at 22:11