Scariest Characters in Literature
AbeBooks.com で、文学に出てくる恐ろしいキャラクタのアンケートを取ったようですが、ハニバル・レクターかスティーヴン・キングのホラーの登場人物が1位になるのかと思ったら、『1984年』のビッグ・ブラザーでしたか。けどでも、あれってキャラクターなんだろうか??
これを受けてガーディアンのブログでも読者のコメントを受け付けてますが、こちらでは『アメリカン・サイコ』のパトリック・ベイトマンが強いようですね~。もちろんわたしはああいう鬼畜本は読まないので、なんともコメントはできませんが。他にも Blood Meridian の判事や The Use of Weapons の椅子制作者が複数の評を集めてます。ううむ、The Use of Weapons だけは読みましたけど、確かにえぐいです。
さてさて、他にはどういう怖いキャラクタがいるんでしょうか。quark さんと gardener さんで「普通の人は読んじゃいけない怖い本ガイド」でも作ってくれると、安心して避けて通れるんですけどね^^)
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Comments
う~む、わたしはマンガ版のウルトラマンのバルタン星人が怖くて、それ以来梅図かずおのホラーは読めなかったんでした^^;
あとはウィリアム・ヒョーツバーグの『堕ちる天使』もインパクトあったかも。チャック・パラニューク自身が朗読した "Guts" も気持ち悪かったですね。
Posted by: a nanny mouse | Wednesday, October 31, 2007 01:01
怖いキャラクターと言えば、日本のエンターテイメントの方に分があるような気がしますけどね。『黒い家』の**とか『家族狩り』の**とか、スーパーナチュラルな要素はなくてもホントおぞましく怖いですよ。
結局、一番怖いのは「自分は絶対正しい」と信じ込んでる「普通の人」なんじゃないでしょうか。AbeBooksのリストの中で私が一番怖かったのは『ミザリー』のアニー・ウィルクスでしたし。彼女は、『キャリー』の母親以来キング作品に頻繁に登場する宗教的に偏狭で押しつけがましい女性像の集大成といった感じですが、それを地でいくような福音派クリスチャンがアメリカ人の40%以上存在しているということが何より怖いです。
う~ん、a nanny mouseさんの期待に添えるようなコメントじゃありませんねぇ。
鬼畜本と言ったって、大抵の場合は、一般人の視点から見た鬼畜のおぞましさを描いてるわけじゃなくて、鬼畜に生まれついた者が言われもなく一般人から疎外されることの哀しみを描いてるわけで、彼らはちっとも怖いキャラクターじゃないんですよ。Fragileで愛すべき者なのです。
Posted by: quark | Wednesday, October 31, 2007 07:57