Michael Swanwick Has Got a Blog
マイクル・スワンウィックがブログを始めました。始めた理由というのがものすごく即物的なんですが、編集者のデイヴィッド・ハートウェルに、12月に出る新作長編 The Dragons of Babel のプロモーションをするように仰せつかったというもの。ただ単にカバーとあらすじを載せておくだけではどこにでもあるので、ちゃんと面白くして、欠かすことなく週に2~3回更新するようにいわれたということで、作品の周辺情報や創作の背景を紹介してくれるようですね。
ただまあ今のところうんざりするような用語集や、わけのわからないプロット・ダイアグラムが解説もなくリストされているばかりで、かえって混乱するんですけど^^; 唯一見てピンとくるのはステファン・マルティニエールのカバーの原画で、うーん、これはかっこいいぞ。う、Stations of the Tide がヒューゴー賞を取ったことになってますぜ、スワンウィックさん^^; 受賞した本人が取り違えるくらいですから、読者がヒューゴーとネビュラを取り違えるのも無理はないのかも。まあすぐ訂正されるでしょうけど。
発表済みのいくつかの短編を含めて長編化と聞いていましたけど、ヒューゴー賞のノヴェラ部門の候補になっている "Lord Weary's Empire" は、逆にこの長編から切り出して独立した作品として読めるように手を加えたものとのこと。ともかく、1994年の The Iron Dragon's Daughter の姉妹編ということで期待もふくらみます。スワンウィックの長編はしょうもない Bones of the Earth 以外はどれもいいので(とくに Jack Faust は絶品です)、そろそろ邦訳が検討されてもいいんじゃないでしょうか。短編のうまさだけじゃなく、ストーリーテラーとしても素晴らしいということがよく分かりますよ。まあいまひとつ曖昧なまま話を終える作家なので、結末は弱いですけど、素直にケリをつけないところがまた味があるというか。

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