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Saturday, July 21, 2007

His Majesty's Dragon, First Chapter in Japanese

His Majesty's Dragonナオミ・ノヴィクのサイトで、ヴィレッジブックスから出る予定の His Majesty's Dragon第1章の日本語版のサンプルが入手できるようになってました。

けど、女王陛下じゃないにしろ、イギリスの国王に『皇帝陛下のドラゴン』て、なんかヘン。この人、His Majesty がナポレオンを指しているとでも思ってるんでしょうか。海洋ものは素人のようで、ちょっと心配ですね。それに「ジュ・ム・レンド」はないでしょう^^;

いやまあもちろんこれから推敲されるわけでしょうけど、あんまり読みたくないような訳文でした……って、最初の2ページであきらめてどうする^^;

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Comments

ちなみにノヴィクはワールドコンに向けて日本語を勉強中で、カナはなんとか制覇したので、あとは漢字が 2,000字ほど残ってるだけだそうです^^)

Posted by: a nanny mouse | Sunday, July 22, 2007 at 00:31

う~ん、当時は大英帝国なんで「皇帝陛下」なんでしょうかね。違和感があるのはわたしだけ?

Posted by: a nanny mouse | Sunday, July 22, 2007 at 10:58

ざくっと調べてみた感じでは、大英帝国(British Empire)というのは歴史的概念であって、当時のイギリスが自称していたわけではないようです。

ただし、インドを植民地下においたヴィクトリア女王が、1876年に"Empress of Inida"の称号を得た後は、"Queen of the United Kingdom of Great Britain and Ireland" という称号とは別にインド皇帝であったことは事実。

いずれにせよ、ナポレオン戦争中のイギリス国王を「皇帝陛下」と呼ぶ理由はありませんね。どう見ても誤訳じゃないでしょうか。

Posted by: quark | Monday, July 23, 2007 at 14:21

ふうむ、面白いですね。明治や大正の記事とかでは「英国皇帝」と呼んでいたようですね。昭和に入ってからはとか、いつごろ変わったのかまではわかりませんが。岡本綺堂の大正8年の「倫敦の一夜」では「英国皇帝」になってます。

とはいっても、たしかに19世紀初頭でも、United Kingdom むにゃむにゃが正式な国名のようですし(北アイルランドじゃなくて全アイルランドだったんですね、当時は)、やはり今の感覚では「国王」が自然ですよね。それとも19世紀を舞台にした海洋ものでは「皇帝」にするのが普通なんでしょうか。あんまり目にした印象はありませんけど。

ということで、ある意図の元で「皇帝」と呼ぶのは正しいけれど、「皇帝陛下」といわれてイギリス国王と結びつかないわたしの感覚は普通ですかね。作中でも改変世界とはいえ「竜が出てくるナポレオン戦争」に関わる以外の部分は史実をなぞっていて、イギリスの版図や社会体制はいじってはいなかったですけど(というか、少なくとも1巻目においては、史実に竜をうまく滑り込ませてしまうのが見どころでした)。

Posted by: a nanny mouse | Tuesday, July 24, 2007 at 00:27

サンプルの訳文の印象についてですけど、やっぱり冒頭部分のぎごちなさは感じるんですが、18ページ最後まで普通に読んだ限りでは普通の訳文でした。ぱっと見の即断による抵抗感の部分は撤回します。とくに嫌いなタイプの日本語ではないです。原文もそこそこ硬めですし。

Posted by: a nanny mouse | Tuesday, July 24, 2007 at 00:43

a nanny mouseさん、こんばんは。
先日コレの邦訳を読みました。
古い記事なので既にご存知かも知れませんが、舞台はナポレオン戦争時代の英国で、登場するドラゴンたちも殆どが「西洋竜」ですが、主人公が騎乗するテメレアだけは「東洋竜」、それも中国皇帝のシンボルとして知られる"5本爪"の希少な種という設定です。
中国皇帝からナポレオンへの贈り物としてフランス海軍艦艇で輸送中だったテメレアの卵が、主人公の指揮する英国フリゲート艦に拿捕され・・・、という展開になっており、タイトルは適切なものと思います。

Posted by: a nanny mouse | Monday, January 14, 2008 at 02:08

コメントの名前、間違ってしまいました。
ごめんなさい。

Posted by: Leon | Monday, January 14, 2008 at 02:10

あ、お久しぶりです。今年もよろしくお願いします……って、うちのブログほとんど冬眠中ですが^^;

最終的に『気高き王家の翼』ということで問題はなくなったんたんですが、原題の His Majesty's Dragon っていうのは、His (Her) Majesty's Ship に掛けてあるので、普通省略形の H.M.S. で知られているように、His Majesty がイギリス国王を指していることには疑問の余地はないんですよ。

ということであとはイギリス国王を「皇帝」と呼ぶことが一般的かどうかが焦点になるわけですが、現代の日本ではやっぱり違和感ありますよね。

Posted by: a nanny mouse | Thursday, January 17, 2008 at 00:55

この本を読んで、His Majesty は、中国皇帝を指すと思いましたが、いかがでしょうか? この種のドラゴン(セレスチャル)は、中国では、皇帝だけが所有できるものとの表現がありましたので、ご参考まで。

Posted by: Hiro | Saturday, February 16, 2008 at 12:28

いや、それは違いますかねぇ。

英国海軍の船に His Majesty's Ship ないしは Her Majesty's Ship という称号(title)をつけるのは慣習なんです。アリステア・マクリーンの『女王陛下のユリシーズ号』の原題は"H.M.S. Ulysses"ですが、こんな風にH.M.S.(His(Her) Majesty's Ship)を船の名前の前につける習慣は、現在まで続いています。Novikのこの小説のタイトルが、海軍船の称号としての"Her Majesty's Ship"をもじっているのは明らかと思われますので、中国皇帝を持ち出すというのはどうも違うんじゃないでしょうか。

Posted by: quark | Friday, February 22, 2008 at 08:54

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