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Thursday, December 28, 2006

The Fate of Mice, by Susan Palwick

The Fate of Miceなにやら不吉な、わたしの先行きを暗示しているような表紙ですね^^;

去年出た長編 The Necessary Beggar が積読になっているスーザン・パルウィックですが、短編集がまとめられることになったようです。ずっと気になっていた作家なので、Asimov's に載っていた表題作の "The Fate of Mice" を読んでみましたが、『アルジャーノンに花束を』をメインのモチーフに据えたなかなかの佳品でした。

IQブーストとボイス・シンセサイザーで人間と会話できるようになったネズミが、実験室を訪れる科学者の娘からアルジャーノンの話を聞き、自分の置かれた立場を悟ると共に自由への希求に目覚めるんですが……。不安に満ちた開放の物語がうまく表現されてます。シンデレラの馬車を引く馬に変えられたネズミや、綱で縛られたライオンを開放したネズミ、あるいは飛び去ったマーガロを追って旅に出るスチュアート・リトルへの言及もあり、ネズミ・フィクションに対するメタフィクション的な趣もありますね。少女とのやりとりもチャーミングです。

ということで短編集は買うことに決定。"The Fate of Mice" はこちらで途中まで読めますが、ネズミの運命が気になって、読み始めると多分最後まで読みたくなりますよ^^)

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Wednesday, December 27, 2006

"Arrival" by Shaun Tan

Arrivalううう、なにこの生き物? かわいい~。なんともいえない「未知との遭遇」のワンショットですが、これは中身が気になります。

あらすじによるとこの本は、住み慣れた故国をあとに未知なる国へと旅立った、移民、難民、流民の物語で、全ての旅人に捧げられた字のないグラフィック・ノヴェルとのこと。

作者のショーン・タンは、"The Red Treeレッドツリー)" で 2002年にオーストラリア児童図書賞を受賞した、在パースのイラストレータです。この "Arrival" は、移民の国オーストラリアの作家ならではの作品なのかもしれませんね。The Viewerタンは、2001年世界幻想文学大賞で、ベスト・アーティストにも選ばれています。

こちらの作者のサイトに、各絵本のイラスト少々と作者自身のコメントがあるのですが、どれもなんだかとってもエキセントリックで好きですね~。まずは1冊試し買いをしたいのですが、どれにしようか迷ってしまいます。ちなみに、他の何冊かの絵本で文を担当しているゲイリー・クルーは、エドガー賞YA小説賞にノミネートされたこともあるオーストラリアの作家だそうです。

彼の絵本のいくつかは、短篇映画や芝居にもなっているんですね。

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Sunday, December 24, 2006

Pan's Labyrinth

Pan's Labyrinth (PAL) @ amazon.co.ukううむ、この映画はむちゃくちゃ見たい! イギリスでは 11/24、アメリカでは 12/29 公開ということで、日本ではゴールデン・ウィーク頃になるんでしょうか。イギリス版の DVD は3月発売なので、なんにせよ当分我慢するしかないですけど。

スペインの内戦を背景に、すさんだ日々に嫌気がさした少女が、妖精物語の世界へ逃避するんですが、なにやらすごく不気味そうな映像ですよ。どうやら子供向きではなく、凄惨な現実を異世界に反映した、かなりホラーよりの作品のようですね。ベースにはボルヘスやマッケン、ダンセイニやブラックウッドの「牧神の迷宮」ものがあるそうです。

監督のギレルモ・デル・トロはメキシコ人ということですが、他にも戦時下のスペインを背景にした作品を撮っているようです。英語圏の作品とはかなり違った雰囲気が味わえそうで、なんとも楽しみ。オフィシャル・サイトのヴィジュアルも刺激的ですね。

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Saturday, December 23, 2006

MOMA Artforum Selects "Tekkon Kinkreet" adapted from Taiyo Matsumoto's Comic as Best Film of 2006!

Tekkon_kinkreet_2 松本大洋のコミック『鉄コン筋クリート』の映画が今日から全国ロードショーになってますが、なんと(!)これが MOMA 発行の Artformum 誌で、学芸員のひとりによって「2006年ベストフィルム」に選ばれてるんですね~。松本大洋ファンの私としては、大感激です。

映画はまだ観ていないんですが、コミックのほうは大好きなんです。暴力系やヤクザがでてくるような話は基本的には好まないのですが、これは別! 宝町を護ろうとする孤児(で悪ガキ)のクロとシロの活躍が涙ぐましいです。シロはお馬鹿でかなり足りないんですが、純真無垢。ときどき鋭いことを口にして、それがけっこうジ~ンとさせるんです。それに対し、他人には暴力的なのに、お馬鹿なシロを護って甲斐甲斐しく世話をするクロ。お互いの、足りないところを補い合ってゴミ捨て場のような町を生きていく正反対の二人の友情が美しいんですね~。松本大洋は子供を描かせたら、多分世界一上手い漫画家じゃないでしょうか。漫画の中のあの表情の豊かさや動きや構図が、映画の中でどのくらい損なわれずに表現されているかが見物かも。予告編を見ると顔はちょっと違うけど、町の様Tekkon Kinkreet子はレトロな雰囲気がカラーでよく出ていてとてもいいですね。

監督は、コンピュータ・グラフィックスでいくつもの映画に携わっているマイケル・アリアスで、この作品は海外での公開も決定しているそうです。

英語版コミックは "Black & White" のタイトルで出ていたのですが、3巻以外はもう手に入らないみたいですね。フランス語版も絶版。これを機会にリプリントして欲しいものです。

ふふふ、映画はもちろん今年中に見に行きますよ~!

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Thursday, December 21, 2006

"The Joys of Engrish" by Steven Caires

The Joys of Engrish19世紀ポルトガルのへなちょこ英語本の紹介がありましたが、現代日本人だって負けてませんよ~。なにしろ English じゃなくて Engrish ですからね。

もうご存知の方も多いかと思いますが、日本の広告や看板や商品など、あちこちに溢れてるヘンな英語を紹介するサイト Engrish.com の本が昨年出ています。112ぺージ、フルカラーで、コメントは最小限に抑えられているそうです。

確かにぎょっとするような文や、意味不明のことがTシャツにでかでかと書かれていたりして、う~~むと唸ってしまうこともしばしばありますよね。これら英語を始めとする外国語は、意思や主張を正確に伝達するという言葉としての役割は殆ど期待されていず、主にイメージの世界、デザインとして楽しんでいるというカンジでしょうか。ま、外国人だって「一番」なんてばかでかく書かれたTシャツ(←昔よくロックバンドの人とか来日時に着てた記憶が)着てたりして、日本人にとっては何コレで、どっちもどっちですが。

まぁ、最近はグーグル君が大胆不敵なへなちょこ翻訳文で結構笑わせてくれるので、日本人英語のインパクトも以前ほどではなくなって来た気がしないでもありません。

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Wednesday, December 20, 2006

English as She Is Spoke, by José da Fonseca & Pedro Carolino (edited by Paul Collins)

English as She Is Spoke英語の文法書が出たついでに、英会話の本もいかがでしょうか?

とはいってもこの本、そんじょそこらのガイドブックじゃありません。1855年にポルトガルの学生のための教科書として出版されたものなんですが、じつはこの著者の2人、フォンセーサさんとカロリーノさんとでもお呼びするんでしょうか、困ったことに英語はまるっきしダメ。それどころか、英葡辞典も持ってなかったんですね。あったのは葡仏辞典と仏英辞典のみ。

それでも熱心なこのおふたり、葡仏/仏英辞典を駆使してなんとか完成させました。床屋さんは事情通なので、最新ニュースを聞いてみましょう("What news tell me? All hairs dresser are newsmonger")。音楽が気に入らない時には苦情をいいましょう("It is a noise which to cleve the head")。狩に出たときには積極的に("let aim it! let make fire him")。

2人の努力は報われて、文壇の大家からは手放しで絶賛されました^^)

"Nobody can add to the absurdity of this book, nobody can imitate it successfully, nobody can hope to produce its fellow; it is perfect." - Mark Twain

なかなか人気の本で昔から色々な版が出ているようですが、リンクしているのはポール・コリンズが編集しているマクスウィーニイ版で、コリンズが紹介を進めている絶版書復刊シリーズの1冊です。

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"Sister Bernadette's Barking Dog: The Quirky History and Lost Art of Diagramming Sentences" by Kitty Burns Florey

Sister Bernadette's Barking Dogちょっと前に、誤った句読点の使い方をユーモラスに指摘したリン・トラスの "Eats, Shoots & Leaves"(パンクなパンダのパンクチュエーション―無敵の英語句読法ガイド)なんて本が、英米で大ヒットしてましたが、今度出たキティ・バーンズ・フローリー著 "Sister Bernadette's Barking Dog: The Quirky History and Lost Art of Diagramming Sentences" は、sentence diagramming についておもしろおかしく書いた本だそうです。

sentence diagramming というのは、図説により正しい文法を習得させる方法なのですが、昔はアメリカ中の文法教師がこぞって採用していたのが、今では廃れて過去の遺物になっているとか。6年生のときシスター・バーナデットに習って虜になった作者が、その魅力とヘンテコな歴史をユーモアたっぷりに伝授してくれるということで、英語のブンポー苦手な人にはいいかもしれませんね。

それよりなにより、私はこの表紙が妙に好きなんですけど~。表紙はパンダに勝ってますね。

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Monday, December 18, 2006

Theories of Everything, by Roz Chast

Theories of Everything今年のクリスマス・プレゼントに一番欲しいものといえば、やっぱりこのロズ・チャストのカートゥーン集でしょうか。なにやら万物理論なんていう大胆なタイトルがついてますよ^^) いやまあひっかけてはありますけど、こちらは万物理論ですが。

ロズ・チャストはニューヨーカーを中心に30年近く描いているベテランで、もともと子供の頃にチャールズ・アダムズの絵に影響されて漫画家を志したということで、日々の生活の中から拾い上げた奇妙なオブセッションを題材にしているそうです。彼女の母親の言葉によれば "conspiracy of inanimate objects" を反映しているのだとか。う~ん、これだけでも惹かれてしまいますね。彼女の絵の見本が見られるいいサイトが見つからないんですけど、どんな感じかは cartoonbank.com で "roz chast" を検索してみてください。

Cold Comfort FarmTheories of Everything にも、その手の非論理的な論理、とくに都市に住む中年女性の不安をコミカルに表現した論理の飛躍がたっぷり詰め込まれているようで、是非見てみたいんですが、この本、かなり高いんですよね。といって、だれも贈ってくれそうにはありませんし。

しょうがないんで、このあいだ手に入れた、チャストのイラストが表紙を飾るイギリスのユーモア小説の古典、ステラ・ギボンズの Cold Comfort Farm でも読んで我慢しましょうかね。Penguin Classics Deluxe Edition のリプリント版は表紙に凝っているだけでなく、前書きもあの Eats, Shoots & Leaves のリン・トラスということで、なんとも豪華な取り合わせです。いっそのこと、チャストによるコミック版なんてどこか企画してくれませんかね。

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Sunday, December 17, 2006

The Killers' "Bones", Directed by Tim Burton

Sam's Townキラーズの2作目は、世間一般の評価ではドボンしちゃったということのようですけど、どうしてどうして、力の抜き方が個人的にはなかなか好きなんですよね(いやまあ、最初聴いたときにはデモ盤かと思いましたけど^^;)。

で、この "Bones" も、外したノリにクサ~い懐メロを接木したみたいな曲で、取り立ててお薦めするほどのものでもないんですが、なんと、曲に輪をかけてズレたビデオ・クリップをティム・バートンが監督しているということですので、紹介しておきます。

正式版はオフィシャル・サイトで見られますが(music のページで "Bones" のビデオを選んでください)、接続が遅い場合は youtube で我慢しましょう。いえ、1箇所だけお気に入りのシーンがあるんですよ^^)

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Saturday, December 16, 2006

"Intervention" by The Arcade Fire

来年一番の話題になりそうなアーケード・ファイアの3月発売予定のアルバムからの新曲 "Intervention" が、12/14 に BBC で放送されたそうです。こちらの BBC Radio 1 のサイトでまだ聴けますので、Thursday's show の18分あたりをチェックしてみてください。

じつはこの曲、アコースティックなライヴのものがかなり前から聴けたんですが、スタジオ録音版はパイプオルガンをメインにフィーチャーした派手々々しい……いや、豪勢な曲になってますね。これならクリスマスを当て込んで早くシングルカットすればよかったのに。

アルバムのタイトルは Neon Bible とのことで(A Confederacy of Dunces で有名な John Kennedy Toole の作品とは関係ないとのこと)、プロモーションのサイトが出来てます。ここに電話をかけて "7777" を押すと "Intervention" が聴けるということですが、日本からでは無理そうですね。アルバムの発売に期待しましょう。

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The Black Book of Secrets, by F.E. Higgins

The Black Book of Secretsこれまた趣味の悪い表紙ですが、こちらは期待が持てそう。やっぱりディケンズやピークが引き合いに出されてます。

両親に裏切られて家を出た少年が、人々の秘密を売り買いする質屋に弟子入りし、死体を蘇生させている墓堀りや、父親にネズミのパイを食べさせた肉屋、目的の本を手に入れるためには人殺しをも辞さない本屋などに出会う話とか。これはもう、外れちゃったとしても十分おいしそうですね。

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Flora Segunda, by Ysabeau S. Wilce

Flora Segundaちょっと面白そうな児童書を。

将軍を母に持つヒロインのフローラは、軍の寄宿学校に行くのが嫌で、自宅の 11,000 もある部屋をさ迷っているうちに、見たこともない図書室に紛れ込んでしまい、魔法の心得がある執事とともに冒険へと引っ張り出されるようです。

ゴーメンガーストのようなヘンテコな世界なんでしょうか、それとも部屋のひとつひとつが独自の世界になっている James Stoddard の The High House のようなアイデアいっぱいの話なんでしょうか。までも、表紙の感じでは外れのような気もしないでもないですが。

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Wednesday, December 13, 2006

An Ancient Muse, by Loreena McKennitt

An Ancient Museクリスマス・アルバムというわけではないんですが、音の感じが冬にぴったりきそうなロリーナ・マッケニットの新作を聴いてます。アイリッシュやブリティッシュのトラッドから、スペインを経由してトルコへたどり着いたみたいな、民族音楽ふうの味付けがいいですね。

9年前に前作の The Book of Secrets が大ヒットして、すごく有名なシンガーだそうなんですが、ポピュラー音楽暗黒時代にいたわたしにとっては初めて聞く名前です。エンヤやデッド・キャン・ダンスをシャープにして、バックの音にもっと色付けをした感じでしょうか。オフィシャル・サイトアルバムのプロモーションのページでサンプルが聴けるようです。

まあいかにも伝統に根ざしたというような売り方は好きではないんですが、音自身は凄く好みなんで文句をいうようなことではないですかね。民族音楽は生のままでは濃すぎるので、聴きやすくコマーシャルにするのは間違ったことではないので、いかにもなセールス・トークはやめてくれたほうがすっきりするんですけど。To Drive the Cold Winter Away

クリスマスにちなんだアルバムでは、伝統的なキャロル集の A Winter Garden や、冬をテーマにした To Drive the Cold Winter Away が出ているんですが、けっこう前の録音のようで、中近東ふうの調べはなく、新作に比べるとどちらもかなり渋いです。The Book of Secrets はまだ届いてないんですが、ちょっと期待ですね。

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Tuesday, December 12, 2006

Sally Lockhart Quartet by Philip Pullman filmed by BBC

The Ruby in the Smokeヴィクトリア朝ブームの流れでしょうか、それとも来年公開予定の『黄金の羅針盤』にあやかってでしょうか、フィリップ・プルマンの旧作(1985年初版)サリー・ロックハート・ミステリー4部作が、BBCによってドラマ化されているようです。舞台はヴィクトリア朝ロンドン。父親の死の謎を追う16歳の少女サリーは、ドクター・フーでもおなじみ(らしい)人気歌手/女優のビリー・パイパーだそうです。

第1部 "The Ruby in the Smoke" は、このクリスマス期間中にイギリスで放映されるそうですが、NHKとかではやってくれないのでしょうかね~。ま、BBCドラマだったら、すぐにDVDになりそうですが。

TVタイ・イン版のペーパーバックも先月発売されています。

ちなみに、日本のアマゾンでは「3部作」と書かれていますが、"The Ruby in the Smoke"、"The Shadow in the North", "The Tiger in the Well" に、番外編 "The Tin Princess" を加えて計4部となっています。

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Monday, December 11, 2006

Sounds of Christmas

Songs for Christmas時節柄、クリスマスや冬にちなんだ音楽を、タダで聴けるソースを中心に集めてみましょう。

まあ今年のクリスマスものといえば、筆頭はスフィアン・スティーヴンズの EP 5枚組 Songs for Christmas でしょうか。1年に1枚ずつ限定版で出ていたのをまとめたもので、トラディショナルとオリジナルのミックスになってます。5枚組とはいっても1枚ものとほとんど変わらない値段ですので、かなりお買い得といえるかも。

無料で聴けるトラックはこちらで:

One More Drifter in the Snowベテランではベット・ミドラージェイムズ・テイラーのものが出ているようです。個人的にはエイミー・マンサラ・マクラクランのものが気になりますね。このあたりの新譜の一部の曲や全曲のストリーミングは download.com で聴けるようです。

インディー系の曲でしたら、woxy.com が24時間ぶっ続けでかけてますので、ともかくクリスマス気分に浸りたい人には打ってつけかも。

ストリーミングはこちら:

ちょっと以前の作品では、Trans-Siberian Orchestra のロックのクリスマスがなかなかいいので、DVD の付いた3枚セット The Christmas Trilogy を買っちゃいました。オーケストラとピアノをフィーチャーしたかなりオーソドックスな演奏で、どんくさいといえばどんくさいんですが、素直に楽しめるいい作品ですよ。ただし、DVD のリージョンは "1" でした。

その他、目に付いた無料トラックをリストしておきます:

いやでも、El Perro Del Mar のはとっても暗いので、暗い気分になりたいとき以外は避けたほうがいいかも^^; 他にも見かけたらアドバイスください。ここに足していきます。

締めくくりにスフィアンの "Put the Lights on the Tree" のビデオクリップをどうぞ。

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Saturday, December 09, 2006

"Heart-Shaped Box" by Joe Hill

Heartshaped_box_limited_1 以前話題にした「原作が出る前に映画化権が売れちゃった」ジョー・ヒルの初長篇 "Heart-Shaped Box" ですが、限定版のほうは発売までまだ4ヶ月もあるというのに、版元でもう売り切れちゃったみたいですね~(どなたかはもう予約済みだとは思いますが)。短篇が、今年あれだけたくさんのファンタジー/ホラー系の賞に顔を出したので、期待が高まるのも当然と言えば当然でしょうか。なんだかちょっとコワイこの表紙は、ヴィンセント・チョンの作品だそうです。

Heart-Shaped Box

一般向けは2月に US版、3月に UK版がフツーの値段で出るので、野次馬の私はそちらで賞味しようかと思っています。えぐいホラーは苦手な私ですが、UK版の表紙はなんとな~く和風のおとなしめな感じで、これだったらいけそうな気がするのですが、気のせいでしょうか。

でもって、4月に注文した限定版ペーパーバックの "20th Century Ghosts " は結局届かないままです。ぐすん。

[追記] こちらに感想上げました。(2007/4/10)

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Friday, December 08, 2006

Kockroach, by Tyler Knox

Kockroachあ、なんかスペルが間違ってるって? いえ、これでいいんです^^)

ある朝目覚めると、なんと~、人間になってしまっていたゴキブリが主人公。しかしながら、あのザムザとは違ってこのゴキブリ、生存能力を最大限に発揮して、立って歩いて、話をして、服まで着こんで、人間としての行動を完全に身につけてしまうんだそうです。

それどころか、1950年代のタイムズ・スクエアを舞台に、気弱なチンピラの相棒と薄幸の女を伴って、冷酷無比のギャングから大立者へとのし上がっていくんだとか。カフカよりはチャンドラーの世界ということで、ストーリイ展開は完全なノワールだそうですよ。

とはいえ、ゴキブリの目から見た人間社会の皮肉な描写も楽しめるようで、根っ子には移民の出世物語があるようです。新年第1弾のヘンテコ本はこれで決まりかも^^)

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"Sparrow" by Phil Hale(Illustrator)

Sparrow 2Sparrow は、コミック・アーティストを一人ずつハードカバーで紹介するシリーズで、第1弾はスペクトラム賞を3度受賞したアシュリー・ウッドでした。それに続く第2弾がこのフィル・ヘイルのポートレイト主体の作品集です。

なんだかとっても落ち着いた美しい表紙ですが、あのインパクトのある(というかコワイ?)重松清『疾走』の表紙もヘイルなんですSparrowよ~。同じ人の作品とは思えませんね。あと、スティーヴン・キングの "The Drawing of the Three" もそうですね。

ヘイルの他の作品はこちらで少し見ることができます。躍動感のあるおどけたカンジのコミック・タッチの絵と、死と隣り合わせの暗くてリアルっぽい絵が同居していますが、どれもなかなかいいですね。私はけっこう好きかも。

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Thursday, December 07, 2006

Some Loud Thunder, by Clap Your Hands Say Yeah

Some Loud Thunder2005年のインディー・シーンの花形的存在だった Clap Your Hands Say Yeah の新作が 1/30 発売ということで、それに先駆けて2曲の mp3 がオフィシャル・サイトで提供されてます。う~ん、へたれ声は依然健在^^)

なんかでも、かなりミドル・テンポになってて、デビュー作よりじっくり聞かせることを意識してるんでしょうか。"Love Song No. 7" のほうはあんまりピンときませんが、"Underwater (You and Me)" はフィル・スペクターのノリじゃないですか。このお祭り騒ぎはいいですね。MySpace ではもう1曲 "Satan Said Dance" が聴けますが、なんかリミックスみたいなダンス・チューンです。ううむ、やっぱりアルバム通して聴いてみないと気に入るかどうか分からないかも。

オフィシャル・サイトでは mp3 版を 1/16 から提供して、購入した人にはあとからディスクを発送するということですが、海外向けの販売はどうなるんでしょうかね。

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Monday, December 04, 2006

The Colour of a Dog Running Away, by Richard Gwyn

The Colour of a Dog Running Awayイギリスでは去年出た本で、これといって話題にならなかったようなんですが、来年の3月にアメリカ版がハードカバーで出るということで、ちょっと気になってます。まあカルトに巻き込まれた主人公のドタバタ劇ということで、またまたひどい目に遭いそうな気もしないでもないんですが^^;

バルセロナに住む音楽家が、画廊の案内状に書き込まれた不可解なメッセージに導かれ、ファム・ファタールに出会うんですが、13世紀に絶滅したはずのカタリ派の指導者に誘拐され、ピレネーの山中で怪しい儀式の生贄に……。屋根の上に住む人々や(う、ルーフワールド!)火を喰らう予言者などという怪しい面々も登場するようです。う、やっぱり手を出さないほうが正解かも^^;

とはいえ、サフォンの『風の影』なんかが引き合いに出されてるとついつい手が伸びそうですね。作者のリチャード・グウィンがウェールズ出身というのもプラスかな。

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