Monsters Are Afraid of the Moon, by Marjane Satrapi
『ペルセポリス』のマルジャン・サトラピが、子供向けの絵本を出してたなんて知りませんでした。
夜な夜な現れるモンスターを追い払おうと、空からお月さまを切り取ったマルジ……じゃなくてマリーですが、おかげでネコたちは暗闇でゴッツンコ。ヤッホ、ネズミの天下だ! ほっとけばいいのに、ネコの王さまったら、なにやら名案を思いついたようですよ。
大人向けのコミックも新作が出ているようですね。高名な音楽家であるマルジの大伯父ナセル・アリ・カーンは、妻が最愛の楽器ターを壊してしまったことから、心痛のあまり死の床にいます。彼の頭をよぎるのは、自らの思い出ばかりでなく、ペルシャの詩や歴史の端々、昔話の数々。見る機会のなかったことや、家族の未来の出来事まで現れるようですね。ううむ、面白そう。
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Comments
ひゃー、知りませんでした。『ペルセポリス』ファンなので、さっそく、リンク先をぽちっとしてきました。届いたら感想書きまーす。
Posted by: 1day1book | Sunday, November 19, 2006 11:38
おお~、ファンでしたか。お任せします。色が付いたらどんな感じになるのか楽しみですね。
Posted by: a nanny mouse | Sunday, November 19, 2006 21:29
届きました。はっきりくっきりとした色合いの正統派絵本という感じでした。ストーリーがしっかりしていて、絵よりもお話で読ませるという、絵本としては非常に王道な読ませ方をさせてくれます。絵は色がつくと、『うんちっち』などを描いているフランスの絵本作家ステファニー・ブレイクのタッチに似ているなぁと思いました。試しに子どもに読んでみてもお話を楽しんでました。
Posted by: 1day1book | Wednesday, November 29, 2006 14:07
『ペルセポリス』第1巻はすごく感動して大好きだったのですが、思春期な2巻目の前半で止まってしまった私は様子見してました。おお、やっぱりストーリーがいいんですね。チキンのほう、買っちゃおうかな~。
Posted by: Lilith | Wednesday, November 29, 2006 22:13
あ、絵に寄りかかってない感じなんですね。
『うんちっち』って何かと思いましたが、やっぱり pipi と caca の caca でしたか^^; う~ん、この絵のタッチは好きかも。
Posted by: a nanny mouse | Thursday, November 30, 2006 00:05