Peter Pan in Scarlet, by Geraldine McCaughrean
ジェイムズ・バリのピーターパンの版権は、Great Ormond Street Hospital for Children に遺贈されたんですが、作者の死後70年が経つ来年その版権が切れるということで、児童病院の主宰により、オフィシャルな続編が今年出版されます。J・K・ローリングやフィリップ・プルマンに声をかけて断られたという噂もありますが、公募によって200人あまりの応募者から選ばれたのはベテランの児童書作家ジェラルディン・マコーリアン (Geraldine McCaughrean) でした(おや、このひとマッコクランの表記もありますね)。
Peter Pan in Scarlet と題された続編の発売は10月とちょっと先ですが、Hatchards で 1,500部限定のサイン本の予約が始まってますので、確実に押さえたい方はお早めに("Special Editions" のところにリストされています)。ただしこの書店、送料は1冊 9.50ポンドと高いです(イギリス版はカバーがまだなかったので、このポストでの表示はアメリカ版にしていますのでご注意を)。
この版権問題、イギリス国外ではちょっと事情が異なるようで(詳しいことはよくわかりませんが)、アメリカでは悪者ディズニーの後押しでデイヴ・バリー&リドリー・ピアスンの Peter and the Starcatchers がすでに2004年に出てますし、今年は続編の Peter and the Shadow Thieves も発売されました。たしかカナダの作家も数年前に書いていたような記憶もあります。地元イギリスでも2003年に Karen Wallace の Wendy という作品も出てますしね。
じつはこのグレート・オズモンド・ストリート児童病院っていうところ、ピーターパン絡みの非公式作品に対していつも文句をつけるので評判悪いんです。ウェンディをモデルにしたアラン・ムーアのグラフィック・ノヴェル Lost Girls まで非難してるし……って、これはポルノまがいということでしょうがないですか^^;
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Comments
あー、これ知ってます。版権持ってる病院が、著作権侵害でディズニーを訴えるとかって話でした。米国の著作権延長法が適用されるか否かが問題になっていたみたいですが、結局どうなったんでしょうね。というか、ディズニー、ずるい。
こちらのほうは、ピーターパンの暗い部分も引き継いでいるということでも、正当な続編であることをアピールしているみたいですね。
Posted by: Lilith | Wednesday, July 26, 2006 at 22:23
著作権延長法って、ネズミを手元に置いておくためのものなのに、一方ではピーターパンとかプーとかもなんとか手に入れようとしているわけですね。独占じゃなくあくまで作品ごとの契約にすればいいのに。醜いですね~。
一方で児童病院もうるさすぎ。何十年も死骸にしがみつくなといいたいですね。まあ新作(続編)を出すことで新たな資源を生み出そうというのは前向きですけど。
Posted by: a nanny mouse | Wednesday, July 26, 2006 at 23:12
本が届いたので読み始めましたが、死ぬほどつまらなくて挫折しました^^;
でも、限定版はもう 250ドルを超えるような相場みたいですので、ま、いいかな、っと。
ちなみに作者の名前の発音はマコークランで正しいみたいです。
Posted by: a nanny mouse | Tuesday, October 24, 2006 at 22:34