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Monday, July 24, 2006

Howling Bells

Howling Bellsイギリスでちょっと話題になったオーストラリアのニュー・フェイスということですが、一度聴いて病み付きになってしまいました。紅一点の女性ヴォーカルがごくごく個性的なんですよね。適度にベイビイ・ヴォイスながら、ブルースやカントリー、パンクのこぶしが入って、バックも力強いタイトな演奏でリード・ヴォーカルを盛り立ててます。オーストラリアの音楽から連想される伸びやかな音というよりは、アメリカのサザン・ロックの根暗な土くささを強く意識した感じです。

とはいいながら、曲のほうは驚くほどバラエティに富んでいて、しっとりと聴かせるフォーク調のものから、ブルージイなスロー・バラード、翳りを見せるカントリー的な作品が、ポップさを失わない程度にパンクなアレンジが利いた乗りのいいロックの間に顔を出します。ダークな色調ながら、どの曲もシングル・カットされてもおかしくないくらいにキャッチイというのは、なかなか得がたいのではないでしょうか。

Howling Bellsベイビイ・ヴォイスによるブルースの入ったカントリー/フォークというあたりで Mazzy Star が引き合いに出されていることが多いですが、Mazzy Star ほど静の印象はなく、ポップさという点で、むしろ力強くなった Sundays の雰囲気。たしかに PJ Harvey の妹分と形容するのがいちばん近いかもしれませんね。パンクな乗りの部分では Yeah Yeah Yeahs のカレン姐さんの趣もありますけど。ということで、このあたりの癖のあるかわいさに弱い人は必聴の1枚でしょう。あ、わたしの場合はそういうのには全然こころは動かされないんですが、これほどの力作ではさすがに聴き惚れてしまいます^^;

とはいえ、強いて不満な点を挙げるとすれば、バックの演奏がリード・ヴォーカルを盛り立てることにファイン・チューンされすぎていて、少々息苦しいかなということでしょうか。しっかりした上手い演奏なので、もう少し自由にプレイして、時にはヴォーカルと対立するような自己主張があったほうが、音作りも広がりスケールアップするんじゃないですかね。まあデビュー作ということで、最大のセールス・ポイントに力点を置くというプロデューサーの意向もあったのかもしれませんけど。たぶん次作ではそのあたりの工夫が期待できるんでしょうね。ともかく目の離せないお気に入りのバンドのひとつです。

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Comments

ちなみに、リストに追加した Lily Allen は、Gardener さんや quark さんか引っかかるか試しに置いてみただけで、わたしの好みというわけではありません。決して。

ううむ、The Pipettes まで出してしまいそうで怖い^^;

Posted by: a nanny mouse | Monday, July 24, 2006 at 21:23

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