Three Bags Full, by Leonie Swann
6月発売ということなんですが、ちょっと感動で声も出せそうにない本を見つけてしまいました。カバーを見てわかるように(わかるのかな?)、ヒツジのミステリなんですが、そんじょそこらのヒツジのミステリ(ってどんなんだ?)と違って、殺された羊飼いの謎をヒツジたちが捜査するんだそうです。うう、むちゃくちゃわかりやすい。
これはもう「ベイブ」や「ウォレス&グロミット」の世界といって間違いないでしょう(と、勝手に決めてしまう)。ともすれば証拠の書類を食べてしまうヒツジたちを指揮して、群れのリーダーのミス・メープル(!)は無事に事件を解決できるんでしょうか。う~ん、この夏いちばんの超話題作(@このブログ)になりそうな気配が^^)
なにやらカバーに発売前から "The International Bestseller" なんていう文句が入ってるんで、怪しいと思って調べてみたら、去年の夏ドイツで出版された Glennkill という作品の翻訳なんですね。とすると作者の名前は「レオニー・シュヴァン」と発音するんでしょうか。う、こちらのカバーも好み^^; 13カ国に版権が売れたということのようですので、ひょっとしたら河出さんあたりで翻訳の話が進んでいるのかも。なにやら青クマ船長的な雰囲気がしますもんね。
出版社のサイトで作者のインタヴュウが見つかりましたけど、う~ん、見るからにヘンな本を書きそうな雰囲気の人ですね。髪型といい服装といい顔のひかり具合といい、このセンスはちょっと危なそうです。いや、大傑作を書く作者はこうでなくちゃいけません。でも、ヒツジ・シャンプーってなんだろう? そのせいであの髪型になったんだろうか。続編も書いてるみたいですね。
ドイツ語だったら読み終わる前に英語版が出てしまいそうなので、わたしは英語版を待ちますけど、楽しみ~^^)

Comments
タイトルの Three Bags Full はマザーグースの Baa, baa, black sheep の一節ですよね。袋の中には、実は別のものがはいってたりして。
名前はシュヴァンより、シュヴァインのほうがおもしろかったかも。
哲学と心理学と英文学を専攻されたそうなので、その辺が活かされているとおもしろそうです。
Posted by: Lilith | Wednesday, February 08, 2006 at 23:06
う~ん、なんか、髪型と服装と顔の光り具合にそのあたりが活かされているような気が……。
Posted by: a nanny mouse | Thursday, February 09, 2006 at 22:17
英語版を積読のままにしていたら、1月に『ひつじ探偵団』のタイトルで邦訳が出てしまうようです^^;
作者名は「レオニー・ズヴァン」という表記になってますが、いくらなんでも「ズヴァン」はないだろうと思い、ドイツ人の知り合いに確認したら、どうも英語と同じで「スワン」と発音するようですね。
Posted by: a nanny mouse | Wednesday, December 13, 2006 at 21:49
こちらのインタヴューで「Leonie Swann」は、公私をきっちり分けるためにつけたペンネームだと言ってますね。ちなみに同じスペルの、プルーストのスワン家から取ったんじゃないそうです。想像するに、力を象徴するライオンと優美さのスワンという、両極端なふたつを合わせて作った名前なんじゃないでしょうか。そのままドイツ語だと Löwe Schwan でヘンテコなので、名前はラテン系でライオンの意味の Leon、姓は Schwan や Swan じゃいかにもなので、もひとつオマケの n を付けて Swann。で、Swan とか Swann はドイツ人にとっては外来語なので、英語や仏語に馴染んでる人は「スワン」、そうでない人は Schwan と同様「シュヴァン」と読んじゃいそうですが(意味も語源も同じだし)……と思ったら、こちらのドイツ語音声インタヴューでは、インタヴュアーが「スヴァン」と呼んでいました。なんだ、ドイツ語発音のルール通りじゃないですか。プルーストのもドイツ人はスヴァンと呼んでるのかも。
でもって翻訳本は、母音があとに続くときしか「s」は濁音にならないという、ドイツ語の初歩の初歩で躓いちゃったということは、まさか英語からの重訳なんてオソロシイことになってるのでしょうか?(ドイツ語の訳者だったら「ズヴァン」は絶対ないですよね)
って、なんか名前の発音だけで、ひとりで盛り上がってしまいました。
Posted by: Lilith | Thursday, December 14, 2006 at 22:10
あ、なんとかわかるレベルのドイツ語だ<活字のほうのインタヴューですけど。
ほんとだ~、ぜんぜんわかんないほうのインタヴューではスヴァンになってますね。Miss Maple は英語読みの「メイプル」でしたか。まあ舞台はアイルランドかどこかですから、固有名詞は英語で揃えてあるのかも。
作者の日本語表記は編集の人が決めることが多いみたいですけど、翻訳者が直せないことはないとは思いますけどね。
Posted by: a nanny mouse | Thursday, December 14, 2006 at 23:11
あ、出版社サイト、ズヴァンからスヴァンに直ってますね。よかったです~。
ついでに言えば同サイトで、Miss Maple は「ミス・メイプル」になってますが、ミス・マープルをもじっているのだし、せっかく(?)ヒツジなので「ミス・メープル」にして欲しかったですね。メ~~~。
Posted by: Lilith | Thursday, December 21, 2006 at 22:37
そんなところでメイさんを呼んでなにしてるんですか^^)
直ってよかったですね。一度出版されてしまうとおいそれとは変わりませんからね~。ジョナサン・レセムなんて、ほんとはリーサムだと思いますけど、レセムで定着してしまったし。ミエヴィルはなんとかミーヴィル後遺症から脱出しつつあるようですが。
Posted by: a nanny mouse | Thursday, December 21, 2006 at 23:08
なんか今頃になってアメリカ版が出版されたそうです。
表紙はこちら。
結局、ドイツ語オリジナルの表紙が一番いいですね。
Posted by: quark | Sunday, June 10, 2007 at 13:28
ほんとだ、アメリカ版のは「買うな~」っていってるみたいな表紙ですね。
Posted by: a nanny mouse | Sunday, June 10, 2007 at 19:22