"Mortal Mischief" by Frank Tallis
イギリスで去年 "Mortal Mischief" のタイトルで発売されたこの本、米国では今年3月に "A Death in Vienna" と名前を変えて登場です。一瞬 A Death in Venice と見間違えちゃいそうですが、世紀末ウィーンが舞台で当時の雰囲気を満喫できそうなミステリなので、こっちの書名のほうがぴったりですね。
全然ミステリの人でない私が気になるのはやっぱり普通のミステリではないんです。世紀末ウィーンを代表する人物のひとりにフロイトがいますが、この作品では彼の同時代人の精
神分析医リーバーマンが、その知識を活かして事件を解決することになるようです。作者自身、臨床心理士で専門書も出しているみたいです。殺されるのが美女の降霊術師というのも、時代を反映していて怪しげでいいですね。世紀末ウィーンのカフェ文化とかも楽しめそうな予感。
Guardian のレヴューはこちら。リーバーマン主人公でシリーズ化されるようです。この作品は昨年エリス・ピーターズ・ヒストリカル・ダガー賞にもノミネートされています。
表紙がどんくさいのは時代色を出す工夫として許してあげましょう。

Comments
へえ、例によって Mortal Mischief のほうが積んであります。読む気配はとんとなさそうですけど。
Posted by: a nanny mouse | Thursday, February 23, 2006 at 22:13