Futureshocks, edited by Lou Anders
ルー・アンダーズ編集のアンソロジイ Futureshocks が登場しましたね。未来に待ち受けている大きな変化とそれに伴う危機をテーマにしたということですが、もしコンピュータがなかったら社会はどう変化していたかを探った alternative technology ものの Live Without a Net の姉妹編のような感じ。
レズニックやタートルダヴ、ソウヤー、ケヴィン・J・アンダースンあたりのそれなりに名前のある作家で釣っておいて、本来売りたい若手作家を滑り込ませるというのは正しいやり方ですね。個人的にはジョン・ミーニイ、アダム・ロバーツ、ロバート・メツガー、クリス・ロバスンあたりに期待。いやまあベテラン作家でも、ロバート・チャールズ・ウィルスンとポール・ディ・フィリポは好きなんですけど。ちなみに表紙はうちのブログのお気に入りのジョン・ピカシオですね^^)
意欲的な編集者として頑張ってるルー・アンダーズは、じつは去年登場したSFのインプリント、Pyr(パイア)の責任者でもあります(ちょっといろいろあって頓挫している雑誌 Argosy の編集もやってました)。まだアメリカで紹介されてない作家や、これからの活躍が期待できそうな新人を積極的に取り上げた Pyr のラインアップは、よくぞやってくれましたと拍手したくなるような見事なもの。カバー・アーティストの選択だけでなく、造本もアンダーズがコントロールしているだけあって素晴らしく丁寧。個人的には今いちばん期待している出版社です。Tor や Pan Macmillan / Tor UK に匹敵する……といったらちょっと大げさですかね。ともかく Tor 以外にまともなSFの出版社がなくなってしまった現在、頑張って欲しいところです。
あ、ただしこのアンソロジイの出版社は Pyr じゃなく大手の Roc です。だからまああんまりたいした造本じゃないだろうと思いますけど^^;

Comments
ぎょえ~、びっくりした。まさか同じ本の書いてたとは……。立派な原稿のこちらを残して、超手抜きの私のほうを削除しました(冷や汗)。
Posted by: Lilith | Tuesday, January 17, 2006 at 22:13
ひぇ~、消しちゃったんですか^^; ううむ、残念。残しておいて欲しかったのに。いやでも、ルー・アンダーズっていい人なんですよ。ああいう頑張ってる人の本は売れて欲しいですね。
Posted by: a nanny mouse | Tuesday, January 17, 2006 at 22:28