Rocket Science, by Jay Lake
コリイ・ドクトロウもそうですけど、このところ気になる若手の短編の名手によるレトロなSFがなんとなく目につきますね(ほんというと若手なのかどうかよく知らないんですが、ともかくここ4~5年でよく目にするようになった作家たち)。リック・ボウズのタイム・パトロールものの From the Files of the Time Rangers や、ティム・プラットのメタフィクショナルなウェスタンだという The Strange Adventures of Rangergirl も気になるんですが、50年代のSF黄金時代の香りがぷんぷんするというジェイ・レイクのこの作品は、表紙を見てしまうとちょっと買わずにはいられないですね^^)
ドイツ戦線から親友が持ち帰った機械は、じつはナチスが北極の氷から掘り出した宇宙船だったのです。ボーイングの技術者である主人公は、興味をかき立てられて調べ始めますが、この宇宙船に目をつけていたのは主人公だけではありませんでした。かくしてナチの残党やロシアのスパイ、シカゴのマフィアやアメリカの軍部に追われる羽目になった主人公は、ゴスペルを口ずさみ、人と話をする宇宙船に乗り込み逃げ回ることになります。
ううむ、裏庭の宇宙船ものですね。まさかキノコの惑星へ行っちゃったりなんかしないでしょうけど、むちゃくちゃ面白そう。「絶頂期のクリフォード・シマックが生き返ってまた書いていることの次ぐらいに素晴らしい」(ポール・ディ・フィリポ)なんていわれると、わたしはよだれが垂れてしまいますね。あ、9月1日発売だったらもうすぐじゃないか。
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